43/57
フィアンセの口付けは色褪せず。
君と出会ってしまった
君と肌を重ねてしまった
もう元には戻れやしない
口付けの快楽を感じてしまった僕は
君じゃないとダメになった
色濃く残る記憶の何処か奥で
懐かしい景色を忘れていく僕がいて
美しかったはずのあのメモリーも
唇の心地で消えてしまった
なぜだろう不思議と君が浮かんだよ
気付けばすべて支配されいるよう
フィアンセの口付けは色褪せず
僕の生きる中に刻み込まれて
口付けの快楽を感じてしまった僕は
君じゃないとダメになった
君と出会ってしまった
君と肌を重ねてしまった
もう元には戻れやしない
木枯らしの中で咲く君が美しくて
涙降る6月手前の蒸し暑ささえ
吐き出した気持ちと消えてしまった
未来では僕達は何をしているのだろう
予想図を広げてみたいよ
フィアンセのピンクの唇肌に溶けて
僕色の世界が君に染まっていて
口付けて愛して欲しがりな僕を許して
君じゃないともうダメだから
君と出会って感じた
君と肌を重ねて感じた
もうこの色は




