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作詞集  作者: 九条明日香
19/57

負けたくないなら

時々どこを向いてるのか

分からなくなるだろう

酷く理不尽なこの世界に

嫌気がさしているだろう


もしもこの箱の中で

テッペン取りたいなら

指差される後ろ姿も

見ないフリするしかないさ


負けたくないなら前を向いて

ただ突き進むだけで良い

何も知らない世界に投げ出されても

走り抜ければ道になるから

挫けたくないなら周りなんか見ず

思う道を走り抜ければ良い

光のない世界に放り出されても

自分の意思だけが味方だから


時々自分の見た夢を

忘れてしまうだろう

弱く輝いた星が見えなくなって

怖がっているんだろう


もしもこの風に

上手く乗れたなら

地位も名誉も名声も

何も必要無いのに


負けたくないなら鏡を見て

少しの笑顔と決意を添えて

何も聞こえない洞窟に投げ込まれても

走り抜ければ光が差してくるから

挫けたくないなら心に正直になって

感情に身を委ねてみれば良い

音さえない世界に放り出されても

そうすれば想いが聞こえるから


指差された後ろ姿も

弱くて見えない星の光も

放って置けないならば

すべて掴むしかないだろう


負けたくないなら手に持った

強い意志で全てぶち壊して

何も知らない世界も全部全部

壊してみれば強くなって行く

挫けたくないなら周りなんか見ず

時には逃げて負けを知って

光のない世界に放り出されても

そうすれば少しは掴めるから


もしも君に星があるのなら

その星を輝かせて…

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