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シャトルラン
君の
走る横顔を
見ていると感じる
情熱に溢れたその笑顔に
一限目気分は憂鬱で
終わりを待ってても聞こえなくて
照り付ける猛暑の太陽と
何処かへ消えて現れない風
汗を流して少し笑ったキミ
息苦しくて声が出なくても
伝わってくる強い想いが
走る横顔を
見ていると感じる
情熱に溢れたその笑顔に
いつまでも続く
嫌いなメロディーでも
乗り続ける君に憧れて
少し立ち上がって叫ぶ
「ガンバレ!」
一限目チャイムはまだ鳴りそうになくて
次は私が走る番だ
照り付ける夏の日差しを
跳ね返すくらいの気分で
汗が滴りタオルを持つキミ
そのカオで勇気を貰えたんだ
拗ねた心のメモリーもきっと
走り出した時
少しだけ聞こえた
キミの溢れきった声援に
いつまでも終わらない
嫌いな旋律も
乗り続ければ少し楽しいの
キミが立ち上がって叫ぶ
「ガンバレ!」




