「謎の尻尾」
「結局、連れてきちまった…」
現在俺は自宅の前で片手に少女を抱え立っている。
まず何故このような事になってるか説明しよう、、、
あれは数十分前の事だ
「ご飯…ご飯を寄越せぇぇぇ!」
「お前…なんなんだよぉぉぉぉ!」
この少女は俺に突然飛びかかってきたのだ……
「うわ!危ねぇ!」
俺は飛びかかってきた少女を間一髪の所で左に
回避した。
「ふぎゃ!」という声とともにコイツは地面に頭を
ぶつけ、あろう事か気絶していた、、、
面倒事に巻き込まれたくないのもあり、一瞬コイツを置いていこうとも思った…が
こんな少女が気絶したまま道端に倒れていたら何か
事件に巻き込まれるかもしれないという俺の良心が
出てしまい…
「ったく!仕方ねぇ!」
気づくと俺は左手にバッグ、右手に少女を抱え
帰宅していた…そして今に至る。
俺はそっと玄関のドアを開け靴を確認する。
どうやら誰も居ないようだ。
俺は靴を脱ぎ自室へと向かう。
自室へと入ると抱えていた少女を自分のベッドの上にそっと寝かせてやる。
それと同時にあることに気づく…
「こいつ小さくね?」
髪の毛は灰色、まつ毛も長い、恐らく美人の部類に
入るのだろう。しかし身長は小学生位
顔もよく見れば幼い子供のようだ。
しかし俺にはそういう趣味はない。
いくら経験がないからと言っても幼児には流石に
欲情しない。そこまでは良かったのだが…
「なんだこれ…尻尾?コスプレかなんかか?」
そんな事を言いながらその尻尾を無意識の内に
割と"強く"握ってみた。すると少女が
「にゃぁぁぁぁぁぁ!」と叫びながら目を覚ました
そして涙目でこちらを睨みつけると
「こ…この…変態がぁぁぁぁぁぁ!」
いや、なんでだよ……