忍者ごっこ
イザベラちゃん、6歳です!
算術、体術、魔法基礎は今年も終わらせたよ!
今日も今日とて、忍者ごっこ!
領内の西を探索中。
ついでに魔物狩ったり、薬草集めたり、素材集めたり、隠れて人助けしたりなどなど。
錬金術が楽しくてね、必要な魔石や薬草、素材を集めてるのです。
だって意味わからんのですよ!
錬金釜に必要素材入れて、イメージ固定して、魔力注いでスイッチポン!できた!
いやいやいやいや、なんでできんの!?
楽しいけど!!!
そんなこんなで、私のアイテムボックス大活躍。
回収スキルを自動に設定できたから、魔物は倒すと自動でアイテムボックスに回収!
そして解体スキルを自動設定でアイテムボックス内で自動解体。
なにこれ便利。
薬草や素材も、知識書庫の錬金レシピを参照して、鑑定スキルと回収スキルを駆使して集めまくってます。
なんて充実した忍者ごっこ!
人気のない山で、鉱石を根こそぎ集めたのは反省してる。
探索と鑑定、土魔法の合わせ技しゅごいの。
まあでも、バレないし。発見されてない鉱山が、ただの山になっただけだし。
希少鉱石いっぱいあったけど、全部私のだぜ!
おかげさまで、数種類の武器、作成済み。
魔物の皮で、防具とローブも作成済み。
ポーション?山程あるよ!
下級、中級、上級、特級、解毒、なんでもござれ!
マジックバッグ?作ったよ!
魔力枯渇するかと思った!
時間経過なし、屋敷1つ入るくらいのやつだけどね。
状態異常無効のアミュレットもなかなか魔力もってかれたな〜
スイッチポン!楽しすぎるよ!
森を抜けた所で、盗賊に襲われてる馬車発見!
一番強そうな人が馬車を守ってるからか、防戦になっちゃってる。
大丈夫かな?それにしてもなんか盗賊強くない?
しょうがない!
幻術で、フードで顔が見えない大人に変身。
変声魔法で中性的な声に変えるのを忘れずに!
パッと戦いの真ん中に現れて、雷魔法の最弱、命名スタンガンで盗賊達を無力化!
護衛達が剣を下ろさずこちらを警戒してる。
んーなんだろう、練度がうちの騎士みたい。
冒険者の護衛依頼だと、助けたらすぐにこっちに声かけしてくるんだけど。
索敵で他に盗賊がいないのを確認して声をかける。
「襲われてたようだが、大丈夫か?」
一番強そうだった赤髪の長髪を一纏めにした男が、目線で他の護衛を制してこちらにくる。
「助太刀感謝する。貴殿の名前を伺っても?」
顔は友好的な笑みだが、目が笑ってないな。
あ、カメラアイ発動。
【グイード・ストラムホルン】
うわー貴族かよ!
侯爵家次男で近衛騎士団所属!
なんで冒険者の格好してんだよ!
あの馬車の中は重要人物ってこと?
これは関わるのやめよう!すぐ逃げよう!
「同じ冒険者さ。そっちは護衛依頼か?盗賊なんて災難だったな。それよりこいつら気絶してるだけだから、後は任せていいか?」
そちらの情報なんて気づいてませんよ〜〜
関わりませんよ〜〜
「あ、ああ。おい!そいつら拘束しろ!」
よし!こいつ冒険者のフリになれてない!
「こっちはまだ採取依頼あるから行くわ。どっかで会ったら一杯奢ってくれ。じゃあな!」
赤髪がなんか言ってるけど、身体強化全力で森に入って転移!
ふい〜〜、面倒臭いのは勘弁!
あれは盗賊じゃなくて暗殺者だったのかな。
近衛騎士が押されるくらい強かったもんな。
やだやだ、帰ってスイッチポンしよ〜