まあ、サクッと
「状況は分かった。討伐報酬は辞退する。確認できているリヴァイアサン5匹は、討伐後に国に提出しよう。その代わりに、リヴァイアサン5匹以外の魔物がいた場合の討伐分は私が頂く」
バロウスホエールもリヴァイアサンも素材持ってないから是非とも欲しい!
災害時の魔物討伐は、素材の売上が復興費になるから貰えないことが多い。
緊急依頼の討伐報酬は、素材の売上と比べると意外と低い。
Sランク冒険者は、普段の指名依頼料がバカ高いのに、緊急依頼はボランティア並なのだ。危険なのに。
貴族のノブレス・オブリージュに近いものがある。強い者の義務ってヤツだ。
まあ、報酬が少ない代わりに貴族位や勲章貰ったりすることもあるらしいよ?ほとんど辞退されるらしいけど。
Aランクの3パーティーは、過去の討伐情報の一部を聞いていて、リヴァイアサン一匹の素材を分配してウハウハ!と思って挑んだのだろう。
前回討伐した冒険者は、後にᏚランクになったAランクパーティーだったし、リヴァイアサンは一匹だ。
素材はかなり高額で売買されたらしいが、遠距離武器やポーション類の消費でそこそこ出費があったはず。
戦略も結界魔法が必須だったし、普通のAランクパーティーじゃ難しいんだけどね〜
俺達ならやれる!と、大した準備もせずに意気揚々と向かう姿が目に浮かぶ。…馬鹿だなあ。
さあ、ここで確約貰っちゃおう!
リヴァイアサン6匹とバロウスホエール1匹の素材かあ〜何作ろうかな!ウキウキ
「は…リヴァイアサンは5匹以上いると思っているのか?まさか。いや、決めつけは良くないな。過去の売上金を考えればリヴァイアサン5匹分もあれば、復興費としては充分だろう。国にはそう報告しておく」
「頼む。後、どうせ報告の時にバレるから今言うが、空を飛ぶ魔導具を使用する」
「…なるほど、到着が早かった理由はそれか。船がほとんどダメになってるからどうするかと悩んでたが解決だ!」
ギルドマスターってばヤケクソなの?おこなの?
顔がスゴいことになってるけど。
まあ、Sランク冒険者って非常識だからね…慣れてないと複雑なとこ、あるよね。わかる。
チートの自覚ある私でも、他のSランク冒険者強いって思うもの。
まあ、空飛ぶのは騎獣連れてる有名な冒険者だけだったもんね。黒の殲滅者に空飛ぶ噂なんてなかったし。ごめんね?
「ソロでSランクってのは伊達じゃねえな…」
「では、行ってくる」
さあ、サクッとヤッちゃうよ!
リヴァイアサンは魔法攻撃すると反撃の大魔法がウザいので、隠密で近付いて雷神刀で眉間の辺りからプスッとね。
結界張ったままボードで水中にも突入して、プスッとして死骸は丸ごと即回収!
最後の一匹は、異常を察知して周りを見たら仲間が居なくて混乱して逃げようとしたとこをプスッと。なんか不憫。
バロウスホエールは、餌が消えて探してるところを、勢いつけてスパッと一刀。でかい。
ソルトデスタートルに比べたら小さいよ?
でも、接近戦で倒すってなるとコイツが限界かなあ。
全長60メートルくらい?
風神刀に魔力かなり注いだのに、首の半分くらいしか切れなかった。防御力半端ない!
さて、討伐報告しに帰還しますか。




