またまた出張3
「オラァ!さっさと倒さんかい!」
「「「いやぁァァァ!!!」」」
朝からガッツリ説教をかましました。
足手まといって自覚あんのか、アァン?
いつまでおんぶに抱っこのお客様気分だ、アァン?
このまま奥に行ったら死ぬぞ、アァン?
ハリセン片手に戦闘に追い立ててます。
パァァァン!
…良い音するねぇ。
アッシュフォード王国の騎士達も思う事があったのか、薄っすら笑いながらウルガ国の騎士達を応援してます。
追加の魔物はこっちで倒してるんだから感謝してよね。
指導しながら、私は辺りの植物を鑑定しながらタブレットで写真を撮る。
図鑑作るのにさ、絵を描くの面倒…いや、絵を描く時間が無いから、考えました。
カメラよりタブレットの方がいいじゃない!
これで文章まで入力出来る!
まあ、高性能じゃないけど便利だよ。プリンターで印刷出来るようにもしたし。これは私の想像力の限界だね。
試しに作ったカメラは、お兄様に奪われていっぱい撮られました。あれは疲れた…
「クリス様、この草ヤバいです。魔影病の薬が作れます」
「は?」
魔影病は、発症者は多くないが、治療法がなかった病気らしい。本人の魔力が身体に攻撃して肌が黒ずみ、全身に広がると死に至る病。
いままでこの病気の存在を知らなかった私が言うのもなんだが、ウルガ国はもっと早くダンジョンの調査しとけや!
「あっ、この花は絵の具に良さそうです」
「この木、蜜が採れます」
「この葉っぱ、すごい美味しい」
「うわーこのキノコ、魔力回復効果が」
「はわわ、この実、軽い治癒効果がありますよ!」
毒や危ない素材も勿論あるけど、貴重な素材がてんこ盛り。
ウルガ国には教えないけどね!
今度は一人で転移してこよう。
「宰相閣下への手土産がいっぱいだ。フフフフフ」
「こら、イジー、すごい悪い顔してるよ?」




