一緒にダンジョンに行こう!5
「30階層まで速かったね」
「ええ、本当に。ベラとのダンジョンはたまにでいいかな」
「15階層からやったみたいに、今度は時間をかけてちゃんとジョシュア殿と二人で挑んでみたいな」
「そうですね。遠い昔みたいな気がするけど、二人で挑んだの数時間前のことでしたね。まあ、ドロップアイテムをベラに拾って貰うのは助かりましたけど」
「殲滅にならなければ、パーティーとして良かったと思うよ?イジーの補助は完璧だったし」
「次は普通に攻略したいです」
ボス戦が終わってからお兄様とクリス様が遠い目で話してるんだけど。大丈夫?
「お兄様、クリス様、私は殲滅者の変装をして先にギルドに報告してきます。乗り合い馬車で戻ってきてください」
「「あ、はい」」
ダンジョンの外に出たら、さっさと変装して転移でギルドへ。
隠密をといて、受付にギルドマスターを呼んでもらう。
「黒の殲滅者か」
ここのギルドマスターは、程良いマッチョのイケオジだった。うちの領のギルドマスターは熊なのに。
「中級ダンジョンについて報告したい」
「…こちらへ」
応接室に通されて、補佐っぽい人がギルドマスターの後ろに立った。
「20階層から魔物の異常発生を確認した。各階層、数百匹の間引きはしてきたが、スタンピードの前兆の可能性がある」
「なに?」
「滅多にお目にかかれないシールドアリゲーターが、28階層の湖畔に数百匹いた」
「はあ?」
「直ぐに調査を開始してくれ」
「あ、ああ。俄には信じられん」
「数百個のドロップアイテムがあるから見せようか?」
「い、いや、情報提供感謝する」
「あとコレ、13階層でステルスビーを倒した時に発見した遺品だ。確認を頼む」
んー、イケオジは反応が鈍いな。
うちの熊ギルマスなら即断で動き出すんだが。
まあ、スタンピードになったらどうせ呼ばれるか。
「では、私は失礼する」
さて、そろそろお兄様とクリス様が帰ってくるかな?
どこかで変装といておこう。
「お兄様!クリス様!おかえりなさい」
「イジー、もう終わったの?」
「はい、ギルマスと話しました」
「ベラ、アイテムはどうする?」
「ここじゃなくても買取りしてるから今日はやめておきましょう」
「じゃあ、帰ろうか」
転移門でローランド領に帰宅して、ブルとボアの焼肉パーティーを庭でしました!
バーベキューセットは作成済みさ!
「ブラックブルのヒレ肉が美味すぎる」
「ビッグレッドボアのバラ肉が最高」
「タンが美味しい。至高の味」
ちょっとだけ、ジョシュアとクリストファーの距離が縮まった。




