一緒にダンジョンに行こう!1
今日は、クリス様とダンジョンに潜る。
朝からルンルン支度して、玄関で待つ。
いつの間にか、お兄様が隣にいた。
「お兄様もダンジョンに行くのですか?」
お兄様は、私が作った装備をつけていた。
うん、シールドアリゲーターの防具かっこいい!
「ベラ、今日は僕もついてくよ?」
「え?」
「僕を置いてこうなんて酷いな〜」
ぎゅーぎゅーされるのは嬉しいけど、防具が痛いです。ゴリゴリしてます。
「お兄様、痛いです」
「ああ!ごめんね、ベラ」
頭上からチュッチュ聞こえてきます。
シスコンはまだ衰えません。
今はせっかくの夏季休暇なのに、妹のストーカーしなくてもいいと思うの。
お友達はいるみたいなのに、大丈夫かな?
学園最後の夏季休暇だよ?遊びに行かないの?
来年からは高等学院に進んで、もしかすると短期の交換留学をするらしい。
簡単に帰ってこれないけど、大丈夫かな?
まさか、シスコンブラコンを物理的に離す、お父様の策略か?
「イジー、お待たせ」
思考に沈んでたらクリス様きてた!
ちょ、お兄様離して。
なっ、抜けないだと!?
「クリストファー殿、いらっしゃい」
「ジョシュア殿、お久しぶりです」
にこやかに挨拶する二人。
私も!私も!仲間にいれて!
「クリス様!今日も素敵です!」
「ふふっ、イジーは今日も可愛いね」
「ああ、ベラはいつでも可愛いね」
なんとかお兄様の腕の中から抜け出し、クリス様の正面に立って声をかけた。
お兄様、なかなかやりおる。かなり苦戦したぞ!
「ダンジョン、僕も同行するので宜しくお願いしますね」
「あ!?」
「ジョシュア殿も来るの?それは楽しそうだね」
「え!?」
「今日はどこのダンジョンに?」
「私もジョシュア殿のような防具が欲しくて、エグリントン公爵領のダンジョンに行こうかと」
「そこは行ったことないな。楽しみだ」
「「ふふふふふ」」
ジョシュアとクリストファーは笑ってない目で会話をしていた。
わかってないのは、イザベラだけだ。




