え、すごい好き
「イジー、おいで」
ぬおおおー!クリス様、それは反則です。
“おいで”の破壊力よ!
抱き着くしか選択肢はありません!
あ、クリス様は私をイジーって愛称で呼ぶ様になりました。照れる。
ちょっと、お兄様と会ってから張り合ってる気がする。私が嬉しいからいいけど!
「イジーには悪いんだけど、今後も鑑定師のお仕事する時は私が付いていくよ」
!?
アレを、あの報告書を見たのに着いてくるのですか!
え、嫌。
私の顔を見たクリス様は苦笑した。
「流石に今回は予想外だったね」
「はい。あれは流石にわかりません」
「私が代わってあげたいけど、それは難しいから、今みたいにイジーが落ち込んでる時、側に居たいんだ。だから、これからも着いていくね?」
くっ。落ち込んでる理由は乙女心が瀕死だからなんだけど、言えない!
クリス様の優しさがツラい!でも嬉しい!
「え、すごい好き」
「ふふっ、私も好きだよ」
あ、声に出てた。まあ、いっか。
「イザベラ嬢、ごめんね。若いお嬢さんには辛い内容だったね」
第三王子殿下が、かなり気まずそう。
「いえ、誰にも予想できないことでしたので。お気になさらず」
「しかし、すごいね。ここまで詳しくわかる鑑定師は他にいないよ」
「本当ね!これであの女を捕まえられるわ!ジャポーン王国での罪だけでも死罪確定なのに、なんて女なのかしら!悪運が強いようだから、捕縛は気をつけないとね!」
第三王子妃殿下、ご立腹ですね。
お気持ち、とってもわかります。
「男性はかなり危険なので、私が捕縛しますね。鑑定妨害の魔導具も着けてたので、他にも魔導具を持っているかもしれませんし。スキル封じの魔導具はありますか?」
「ああ、騎士団長に持ってくるように言ってあるよ。この後の騎士団との打ち合わせで受け取ってね」
騎士団には、庭園近くに待機してもらって、私が捕縛した。隠密スキルはバレたくないからね、離れてて貰います。
ハーレムメンバーは魔法で意識を刈り取り、淫魔はべろちゅー(お食事)の最中で油断してたので、首をキュッと締めて落とした。殺してないよ!イラッとしてないよ!
いや、ほんと隠密スキル最高です。変な称号持ちがいなかったら、完全犯罪し放題。黒の断罪者のお仕事捗りますわ!
「クリス様!お仕事終わりました!ほめて!」




