出張鑑定師
イザベラちゃん12才になりました☆
本日は珍しく、王太子殿下と宰相閣下にクリス様と揃って呼ばれた。
なんだろーなにかしたかなー
こないだ潰した犯罪組織のことか?
最近我が国に入ってきた怪しい宗教のこと?
あっ報告した密輸してる商会のこと?
それとも近隣諸国で噂が出回ってる危ない薬物?
隣国で起きたっていう集団婚約破棄事件?
あー貴族子息の失踪だって言われてたのが人身売買で捜査することになった件?
冒険者ギルドで注意喚起されてる各国で起きてる騎獣泥棒?
ああ~他国のダンジョンでドラゴン倒したのバレた?
うーん、うーん、わからん!
「二人ともよく来てくれた。今回は、第二王女が輿入れしたジャポーン王国に行く視察団に君達も同行して欲しい。そして、調査をして貰いたい」
「第二王女から裏の手紙が届いた。王城内で、恐らく洗脳されてると思われる人が増えているらしい。通常の鑑定師では確認できなかったが、言動がおかしい者がいるそうだ」
ジャポーン王国は、アッシュフォード王国と2つ国を挟んだ先にある。
職人気質な国民が多く、小さい国ながら、技術力の高さが注目されている国だ。
数年前に、ジャポーン王国の第三王子に、我が国の第二王女が輿入れした。
距離は離れているが、ジャポーン王国は友好国だ。
しかし、洗脳とは厄介な。
「第二王女殿下が洗脳と判断されるに至った経緯はなんでしょう?」
「夜会の最中にイザベラ嬢に貰ったアミュレットが反応したらしい。不審に思ったところ、第三王子の言動がおかしくなり、控室に下がって第三王子にアミュレットを使うと、正気を取り戻したそうだ。犯人かわからないが、貴族とは思えない言動の知らない女性が、社交界や王城内に平然と出入りし、周囲に人が集まってるそうだ」
おお!アミュレット活躍してくれたのか。
それなら私だけコッソリ行けばいいのでは?
疑問が顔に出てたのか、王太子殿下が答えてくれた。
「イザベラ嬢には、我が国の特級鑑定師として同行して欲しい。クリストファーもアミュレットを持ってるだろう?他の視察団員がおかしくなったら対処してくれ」
「なるほど、この事件は公にされるのですね?」
「そうだ。他国でもあり得る事件だからな。犯人と思われる女性のスキルか魔法が判明次第、公にする。ジャポーン王国に恩を売るよりも、国際問題化を防ぐのが目的だ」
「既に他国の方に被害が?」
「外交官が何人か怪しいらしい」
ありゃま、それは早く対応した方が良さそうだ。
クリス様を連れてくのは嫌だけど、一緒なのは嬉しい!
「出発は来週で調整している。頼むぞ」




