隣国へ
暗殺者を仕向けてくるぶっ飛び王女が一番危険だと判断して、私は影部隊の隊長とメイド一人と隣国のヴァロア王国にやってきました。
今回は3人で冒険者の親子設定です。
幻術が万能過ぎる!
我が家の使用人は、メイドも騎士団も影部隊も、皆が冒険者登録をしています。
有事の際は、使用人も領民の避難や救助をする為に強い人が多いそうです。
更に、我が家は【鬼神夫婦】の名で知られているので憧れてやってきた有能な人が多いらしい。
お父様とお母様は過去に何をやらかしたのか。
ギルドマスターも私のことやけにあっさり受け入れていたし。謎過ぎる。
国内は影部隊が頑張って調べてくれています。
我が家の影部隊は王家より優秀かもしれないそうです。
なにそれすごい!
そして、これはお兄様には内緒です。
私は祖父母のお家にお泊りと言っています。
だから早く帰らなくてはいけません。
シスコンセンサーでバレる前に!!!
ヴァロア王国の国境の町から転移門で王都へ移動し、宿を取ります。
お城へ一人で向かい、隠密で探索。
王女の悪い証拠を掴みつつ、今後の予定を把握。
彼女が出る夜会の予定をゲット。
そして、ちょろっと侍女のフリして噂話に便乗。
王女の初恋の貴公子の見た目やら、お気に入りの護衛やら、お熱な劇団俳優の情報を入手!
次の日は3人の見た目とか確認する為に奔走した。
そして、幻術と精神魔法の調整をして夜会を待ちます。
隠密で紛れ、王女がテラスへ出たところで接触。
少し離れた護衛には、魔法で別の映像をみせて妨害。
「お美しい人、夜風で冷えてはいませんか?」
ぶっ飛び王女は、実は、臭いセリフを吐くロマンチスト&ナルシストが好きだった!
幻術で王太子殿下に似せるって話は、早々に変更となった。
似ている男だと我が国に執着するかもしれないから。
そして、隊長と力作のイケメンが完成した。
見た目は、初恋の貴公子と我が国の王太子殿下と同じ爽やか系!
しかし、肌は遠い国に多い少し色黒に。
更に、お気に入りの護衛とお熱な劇団俳優と同じ低めの艶やかイケメンボイスに!
声をかけて振り向いた王女は、私の偽物フェイスを見つめた後、少し驚いた顔から頬を染めた。
(かかった!イカレた王女チョロ過ぎじゃね?爽やか系なら誰でもいいんかーい)
シャンパンを差し出し、未婚女性との距離をとる。
シャンパンには、執着を煽るように少量の興奮剤を追加済み。
アミュレットはしてないこと確認してあるよ!
少し話して、テラスの近くのベンチに移動。
そっと記憶操作魔法で胸キュン記憶を植え付けて、王女がポーっとしてる間におさらば!!!
スッと会場に戻って、いきなり現れてびっくりしてる王女の護衛にウィンク。
案の定、翌日から王女はパーティーの招待客リストやらなにやら調べさせながら、記憶の彼が見つからず発狂。
このままいけば、色黒が多い遠い国まで調べに行かせるでしょう。
暗殺してる場合じゃないね!
記憶に植え付けた熱い口付けと、
「次は貴女が私を見つけて下さい」のドラマティックな演出に彼女はメロメロだ!
いくら探しても存在しないけどな!!!
存分に胸キュン記憶に踊ってください。
これで、戦争の脅威は去っただろう。
まあ次があったら、今回手に入れた悪い証拠でいじめてあげなきゃいけないね!




