表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チート転生先は綺麗系お嬢様!  作者: らんらんらん
21/122

母も開き直る


「レオ、情報が多過ぎて無理。少し休ませて」


リリアーヌは目に掌をあて、レオナルドの肩に頭を寄せた。

レオナルドがそっと髪を撫でる。





娘のイザベラが、いつの間にかとんでもない成長をしていた。

いや、前から暗殺者やスパイ捕まえてたけど。


鑑定・隠密・索敵・錬金術・魔法・幻術・剣術・体術のスキルを既に使いこなし、領内でも魔物や盗賊に実戦済み。


しかも、この国で一番危険な魔の森の深層まで行っている。

まあ、領内に一番危険な場所があったのも悪いわ。

まさか屋敷を抜け出して、そこまで行ってるとは思ってなかった。


流石に、無断でダンジョンは入ってないらしいけど、オークキングやヒュドラ倒して、ドラゴンの巣からドラゴンの花を摘んでたら関係ないわ。

ダンジョンの方がよっぽど安全だと思う。


錬金術では、国宝級をパンパカ作ってる。

特級ポーション、状態異常無効のアミュレット、マジックバッグ、通信魔導具、時計。


常識ってなんだっけ。


【ダンジョンで手に入れたら一攫千金!】って言われてるアイテムなのに、作れるのね。

ええ、錬金術なめてたわ。


なに、あのマジックバッグ。

花の刺繍がかわいい革製のポシェットなのに、時間経過なしで屋敷が入るって。

我が家が入ったら、ドラゴンでも入るじゃない!

いままでのダンジョンから出てきた無地のダッサいバッグはなんだったの。


通信魔導具もすごいわ。

国外まで離れても通信出来るって、情報戦が変わるわよ?


しかも、見た目も自在なのかしら?

そう!時計!

この革新的な時計と一体化した通信魔導具!

時計だけでも売れるわ!むしろ私が欲しいわ!


レオだけズルい。


これは早急に生産体制を整えないと。

堂々と着けて歩くために!


そして、状態異常無効のアミュレット。

王族とは別に、イザベラは家族でお揃いの指輪型を作ってくれた。


レオは機能にばかり目がいってるけど、これ、ミスリルよ?

希少金属に宝石使ってるのよ?

イザベラはどこから入手したの?





「レオ、イザベラには常識が足りてないわ。本人が今までいろいろ隠してたってことは、自分が規格外なのは理解してる。勉強については元々優秀だから、これからは専門分野も組み込んで行きましょう。後はダンジョンかしら」


「ダンジョンは早くないかい?」


「ジョシュアももう潜ってるし、大丈夫じゃないかしら。むしろ、さっさと潜らせて、人との差を理解させるべきよ」


「まあ、そうだよね。きっとイザベラには雑魚だろうし、トラップも余裕で回避しそう」


「あのね、私達が戦闘特化型で規格外だったのよ。子供が規格外なのも頷けるわ」


「わー、やっぱり僕らも規格外か」


「ジョシュアはしっかり血を受け継いで、戦闘特化型よ。イザベラが生産も戦闘もできる万能型ってだけよ」


「いや、思考はイザベラの方が脳筋ぽいよ」


「あの2人は騎士団でも気に入られてるから脳筋よりでしょうね…」


「2人とも戦闘だけじゃなくて、勉強も優秀で良かったよね。あ、あとイザベラが宰相補佐官のクリストファー・サフォーク殿に求婚したんだ。自分で口説き落とすらしいから、縁談は全部断るよ。王家もアミュレット渡すかわりに手を引いて貰ったから!」


「…は?え、ちょっと待って。イザベラが求婚?」


「そう。出会った瞬間に求婚した。止めようとしたけど、まあ止まらなかったよ!ハハッ」


「え?あの眼帯してる文官の子…さっき特級ポーションを検証の為に飲んだって言ってた…」


「うん。イザベラが傷のこと聞いて、特級ポーションあげようとしてね、流石に特級ポーションって国宝級だから、検証ってことにして飲ませたんだ」


「え、待って待って。彼って何歳よ!?」


「24歳だね。イザベラと18歳差!」


「ちょっと、あなた!いいのっ!?」


「すごくいいと思うよ。あの規格外っぷりじゃ、同年代は無理でしょう?サフォーク殿ならもうバレてるし。正直、イザベラを操縦するには惚れた弱みくらいないと無理だと思うんだよね。彼、ポーションのことで恩を感じてるみたいで、義理堅いから裏切りもないだろうし」


「あなたが認めてるなら、止めないけど…」


「イザベラが余計なことはしないでって凄く怖かったから、見守ろうね!」


「イザベラが怖い…?」


「王家が第4王子との婚約チラつかせてたんだ。イザベラに、アミュレット献上を条件に手を引くよう交渉してこいって言われたんだけど、失敗したらサフォーク殿を拐って消えるって脅されたよ。アレは、目が怖かった」


「イザベラがそんなことを…全くイメージがわかないけど、私達と同じで裏の顔があるのねえ」


「裏の顔って言わないでよ!家族に見せてるのが本当の顔さ!」


「ふふっ。頼もしく育ってるみたいで、逆に安心したわ!」


「えっ?!」



リリアーヌは、イザベラにもしっかり血筋を感じて納得した。


ちょっと規格外なくらい、なんとかなるわ!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ