これが王都
王都って広いな〜ってお城の展望台からしみじみ眺める。
鑑定のお仕事で出仕する時の、最近のお気に入り休憩スポットがココ。
小さい時は隠密で走り回ってたからあんまり気にしてなかったんだけど、このお城めちゃくちゃ広い!
何回か増築したら、横幅が2km超えになったらしい。
お城が王都の北にででーん!と高めの位置にあるのだけど、正門から入って辿り着くのは、式典用区画。
謁見の間、複数のダンスホールと休憩室、応接室や会議室、豪華なダイニングルーム、コンサートホールなんかがある。
左右にあるのは政務メインの建物。
どちらか分かれて、国王夫妻の執務室と王太子夫妻の執務室があるようになっているらしい。
私がいるのは専ら右側の宰相閣下がいる政務区画である。
文官が働いてる大きな部屋や複数の応接室が一階を占めていて、二階はだいたい資料の保管室で、三階は大臣用のミニキッチンや応接室、仮眠室付きの豪華な執務室がある。
渡り廊下を進むと複数の食堂や下働きの別棟になる。
中庭が複数あって、沢山のベンチや四阿が設置されている。
城の奥は更に広い。
いくつかエリアがあって、東側には転移門、騎士団関係の施設、魔術師団関係の施設、お茶会やガーデンパーティー用の20以上の庭、宝物殿、図書館、庭師の研究施設、厩舎、職員寮等がある。
ここのエリアは巡回馬車が出てるくらい人の出入りが多い。
西側には王族の離宮が複数あって、それぞれ水路で分断されてるし周りは林だし、かなり迷路。
その更に西側には王族専用の牧場や農園がある。
北にはかなり広い庭園があり、更にその奥には50近くの迎賓館がまとまってある。
ここまでで新宿区くらいの面積があるんだぜ?びっくりだよ?
なんでこんな奥なのかというと、ナイアガラの滝みたいな横長のドでかい滝が一望できるからである。
もし世界遺産の概念があったら一発で認定されるだろう荘厳な滝。
この大きな川の水を、城から王都まで水路で行き渡らせているので、街並みもミチっと詰まってる感じはしない。
国土が広がってから何回か遷都する話も出たけど、このでっかい滝より素晴らしい景色は中々なくて毎回話が消えるらしい。
城のすぐ近くは貴族のタウンハウスのエリア。
下位貴族は本家の上位貴族のタウンハウスの敷地内に家を用意されてるので、一つの家の敷地が某ランドがすっぽり入るくらい広い。
このエリアは複数の馬車が走れるように、かなり広く取られてる。
堀と関所を抜けると、美術館や劇場、図書館等の大きめな施設と高級店や個室のある飲食店、ホテル、転移門、商業ギルドがある商業エリアになる。
ここのエリアは基本的に馬車での来店なので、広々とした美しい石畳が敷かれたエリアである。
東の端には学園があって、かなりの面積を使ってる。
街壁の向こうにはダンジョンがあるので、もしスタンピードが発生したら生徒も参加することになるらしい。
演習でも使うダンジョンなので中級だけどね。
西側には職人街や倉庫、工業施設が集まっている。
冒険者ギルドがあるのもココだ。
西側の街壁の側には食材ダンジョンがあるので、冒険者向けの安い宿屋や集合住宅も多いし、屋台通りや立ち飲み屋が多いエリアだ。
中央辺りの住宅街には商店街が四本あり、東に行くほど高級住宅街になっている。
個性があるお洒落な邸宅を眺めて歩くのも面白いし、商店街近辺の似てるのに個性がある家々も見てると楽しい。
ローランドの領地も好きだけど、王都のゴチャッとしてる感じも好きだな〜
「イザベラ様!次の面会が早まりました!宰相閣下が同席されるそうです!」
「えぇー?また閣下のお知り合い来ちゃったのー?すぐ行きまーす!」




