3 犯人
指が痛む。ハンドルを握る手に、いつの間にか力が入っていたようだ。
正丸義道の言葉を思い出すたびに、怒りがこみあげてくる。半年経った今でも、おさまるどころか、ますます強くなった。だが、かつてのように泣きじゃくることはない。感情は表面に表れず、ただ憤怒や怨嗟の情が、身体の奥深く、マグマのごとく静かに燃えているのを感じるだけだ。そしてそのマグマはどろりとしており、時折、私の全身をゆっくりいたぶるように巡り、苛む。
犯人は不起訴。
罪に問われない。
それでいいのか。いいわけがない。どんな事情があれ、人を殺しているのだ。それも何の落ち度もない人間を。処罰されないのは理不尽である。理不尽は是正されなければいけない。誰かにそれを期待できないのならば、私がやるしかないだろう。
私は自らの手で犯人を探し、何らかの方法で処罰することを決めた。
そして半年経った今、ようやく断罪の準備は整い、私は死神の鎌をふるおうとしている。ここまで来るのは、予想以上に困難だった。
正丸の家にある彩花の荷物は全て引き取った。とはいえ、量はさほどない。歯ブラシのような消耗品を処分してしまうと、携帯電話以外のものは全部、キャリーバッグ一つにおさまってしまったほどである。携帯電話もキャリーバッグに入らなかったわけではない。私が常にそばに置いておきたかったのだ。彼女の赤い携帯電話を見ていると、様々な思い出がよみがえり、私に力を与えてくれる。ただ、電源を入れて中を見ようとは思わない。彩花はもういないのだ。
正丸に会った翌日も、仕事を休むことにした。行ってもきっと仕事にならない。
「すみません、風邪を引いてしまいまして、数日休ませてください……」
学生時代から無遅刻無欠勤だった私には、演技などという技術は持ち合わせておらず、普段となんら変わらない口調での連絡だった。しかし、「ああ、わかった。お大事に」と、案外あっさりと受け入れられた。これはこれで、いつも私の何を見ているのかと、問いただしたくなる。もちろん、やぶへびになるので実行はしないが。
わずかに罪悪感を抱きながら、私は外へ出た。まずは、正丸から聞き出した彩花の事故現場へ向かう。途中、花を買おうと目についた花屋に入った。だが、彼女の好きな花が何なのか、一度も聞いていないことに気づく。かといって、ふさわしいという理由だけで菊を供える気にはならない。結局、買うのをやめた。思ったより私は、恋人のことを知らない。
事故現場は、彩花の住んでいたマンションにほど近い交差点だった。私が彼女のところへ行くときには通らないところだ。道幅は広く、直角に交わっていて、周囲に高い建物はない。決して見通しの悪い場所ではなく、無謀で傲慢な運転をしない限り、事故が発生するとは考えられなかった。
交差点の隅の電柱に花が添えられている。黄色い菊だった。うさぎのぬいぐるみも置かれている。他に死亡事故があった痕跡はなかった。交差点にはすでに日常が戻っている。
一昨日まで通っていた彩花のマンションへはもう行かない。
代わりに、管轄の警察署へ向かった。
さして大きくない受付で、正丸から聞いた担当の名前、用件、自分の名を告げる。昨日、立ち去るときに、彼から半ば強引に聞き出したのだ。彼が聞けないのなら、私が聞く。しばらく人の邪魔にならないところに立っていると、太って不機嫌そうな警官が奥から歩いてきた。悪い予感がする。そんな予感に限って当たるもの。私からも彼に近づいていく。
「あんたが、秋津さん?」と、やはりその警官が不愉快そうに私の名を告げる。
私はうなずいた。「秋津信彦です。正丸彩花の――」と、言いかけたところで。警官が手でさえぎる。
「あ、あ、あ、ここじゃ都合悪いから取調室に行こう」
私の返事も待たずに、警官は身をひるがえして進んでいく。情報が必要な私は、従うしかなかった。『第9取調室』とプレートのつけられた扉を開け、「入れ」とぶっきらぼうに私をうながす。部屋は、テレビで見たままだった。四角い狭い部屋。中央に机があり、向かい合うように椅子が置かれている。入口近くには、机と椅子が一組ある。こちらは、取調べの内容を書き取る者のためのものだろう。
「奥に座れ、奥に」
素直に奥に座った。警官が扉を閉じて私の真向かいに腰かける。自分が犯罪者になった気分だ。まあ、そうなろうとしているわけで、ある意味間違ってはいない。
「お忙しいところ、ありがとうございます」私は座ったままだが、頭を下げた。
「いや、いい」と、彼はそっけない。「来るかもしれないとは思っていた」
「受付でも私が何者か尋ねられませんでしたが、私のこと、知っているんですか?」
「そりゃそうだよ。被害者の持ち物だって調べるからな。青い携帯電話には、あきづのぶひろ――あんたとのラブラブなメールが残っていたよ。わけぇな」
私の名前と携帯電話の色が違う。でも、表情は一切、茶化していないし、笑ってもいない。口の中の苦味を皮肉るような物言いだった。
「はあ……」素直に喜べる心境ではない。
「気になるのは、犯人が無罪放免になったことだろ?」
「何か、ご存知ですか?」
「担当、だからな。連絡を受けて俺が現場でそいつを逮捕して、ここで尋問していたんだが、上から連絡があってな。『お咎めなし。速やかに釈放しろ』だってさ」
彼は、煙草を取り出し、火を点けた。壁には、『禁煙』と書かれた貼り紙が黄色くなっている。私の視線に気づいたらしい。「掛け声だけだよ」と、にやりと笑い、実に美味そうに煙を吐き出した。ただ、携帯灰皿を用意していたので、貼り紙を全く気にしていないわけでもなさそうだ。
「正丸彩花は、横断歩道を青信号のときに渡っているところを、乗用車に轢かれ即死した。乗用車がブレーキを踏んだ形跡はない。だが加害者はすぐに車を降りて、被害者のもとに駆け寄っている。救急車と警察への連絡は加害者からだった」
「それが、情状酌量の材料になったと?」
警官は鼻で笑った。「まさか。世の中そんなには甘く……いやあ、甘いか。ああ、甘いな。といっても、事故後の行動が考慮されたわけじゃない。もっと汚くて、いやらしくて、つまんねえ理由だよ」
「もったいぶらないでもらえると嬉しいんですがね」
ついうっかり本音が出た。こちらがお願いをしている身ではあるが、遠まわしな喋りを続けられると腹が立つ。
「まあ、そう怒るなよ。ちゃんと言うからさ」と警官は意に介してないようだった。それどころか、煙草の煙を私に吹きかけてくる。
「被害者が釈放された理由は上からの圧力だよ。俗にいうコネ」
さらっと言いやがった。
「馬鹿な! 人が死んだというのに!」
気づけば立ち上がり、机を思い切り叩いていた。
言っていることが理解できない。異常だ。おかしい。いかれている。この男は自分が何を言ったのか、わかっているのだろうか。二十一世紀の日本において、こんな理由が通じると思っているのか。数多くの罵詈雑言が頭に浮かぶ。口にしなかったのは、私にも自制心があるからだ。断じて、組織の末端で長いものに巻かれる生き方しか選択できない無知で無能な彼のためではない。
だが、目の前の警官はにやにやと笑い、いとも簡単に私の怒りを受け流した。
「事実は事実さ。お偉いさんが身内にいるのか詳しくは知らないが、うちの上司も検事さんも及び腰でな。ま、金と権力はあるところにあるって感じだな」
「それで納得しろと?」
「知るか。俺は事実を話しただけだ。あんただって、警察に正義を望んできたわけじゃないだろう?」
「警察官からは聞きたくない言葉ですね」
「警察官だって言いたい言葉じゃないさ」
「馬鹿にしているんですか?」
「まさか。同情しているに決まっているだろう」急に制服の胸ポケットから折りたたまれた紙片を取り出し、私の前に置いた。私は手に取り、開く。
そこには、一人の男性のものと思しき名前が記されていた。
光月陽一
そして、その名前の下に住所がある。
これが何の情報か。聞くまでもない。しかし、私は顔を上げ、警官を見つめた。彼の口から保証が欲しかったのだ。彼も私の意図を察したらしく、ゆっくりうなずいた。
「加害者の名前だよ。で、その下がそいつの家」
「やはり」
再び、名前と住所を見る。知らない名前だった。だが、住所は違う。記載されているのは、近県にある山あいの村だ。
――六人村。
私はこの村の名前を知っている。ある考えが頭に浮かんだ。手が小刻みに震えてくる。この村の名前を彩花から聞かされている。
――すっごい田舎。六人村っていうんだけどね、私の故郷。
六人村は彩花の生まれた村だった。嘔吐感がこみ上げてくる。
事故現場の道路には、ブレーキ痕がなかったはずだ。
光月陽一が何者かはわからないが、彩花と出身が同じだった。
ある考えは、徐々に確信へと変わっていく。
こんな偶然はあるのだろうか?
嘔吐を我慢している内に、涙がこぼれた。彩花を哀れんで、そして改めて彼女を失った孤独を感じて。
彩花は殺された。
動機は不明だが、彩花は間違いなく殺されたのだ。
根拠は薄い。理不尽かもしれないが、私はそう信じた。
「小さい村だが、金と権力を持ったやつが多いらしくてな。企業のトップがいれば、議員先生もいる。どこから圧力がかかったのかさえ、下っ端の俺にはわからない。戦うのは骨だ」
「無理に戦う必要もないと思いますよ。事件そのものは、終わってしまったわけですから」
私は肩をすくめた。誘導尋問なのか。あやうく、自分の本音を言いそうになった。ここで、加害者に害意を持っていることがばれれば、この警官がいかに私に同情的であろうと、見逃しはしないだろう。「聞いちまったもんは、しょうがねえよ。はい、逮捕」くらいは言いかねない。
忘れかけていた。目の前の男は、決して味方ではない。私のことを知っているからといって、彼の持つ情報が真実と簡単に判断してはいけないのだ。
紙片をジーンズのポケットに入れる。何も言わないところを見ると、もらってもかまわないらしい。礼を言って、立ち上がった。彼は椅子に腰かけたまま、やはり黙っている。不思議だった。疑問は自然と口から漏れる。
「どうして、加害者の情報を私に渡してくれたんですか」
彼も、肩をすくめた。
「その質問に対する正しい答えではないが、俺には妻と子供がいて、この仕事を辞めるわけにはいかない。上司に逆らうなんて間違ってもできない。でも、多少の抵抗はしたくなる」
彼は胸を数度叩いた。
「薄汚くなっても、良心ってやつは無くならないもんでね」
「気取りすぎですよ。それに時代遅れだ」
彼はわざとらしく頭をかきながら、苦笑する。
「俺もそう思って、後悔している」
警察署から出たときはかなり興奮していた。しかし彩花の荷物を置いた自宅へ戻ると、頭は冷え、素直に喜んでいい状況ではないことを自覚する。
加害者の名前と住所が手に入った。決定的な情報だが、この先どうすればいいのか、すぐには思いつかない。
なぜ彩花は殺されたのか?
復讐をするにしても、そこははっきりさせておこう。だが、動機はなんであれ手心を加えるつもりはない。犯人には、自らのなした行為の結果で、自らが破滅することをきちんと教えてやらなければいけない。絶対に、許さない。
最終目的はもちろん、光月陽一の殺害だ。
真実の追及と同時に、私は彼をどのようにして殺害するか、考える必要がある。大事なのは、凶器と機会。やはり、こちらを考えるほうが、高揚する。
凶器は何を使うべきか。復讐さえ遂げられれば、この先の人生に興味はない。自首をするつもりだ。別に、犯行を目撃した第三者に取り押さえられてもかまわない。下手に隠す必要がないのだから、あらゆるものが凶器の選択肢に入る。刃物か鈍器か銃器か。既製品を購入してもいいし、自作するのも可能だろう。素手もありだ。何でもできる。しかし、それゆえに困る。人を殺した経験などないので、選択の幅が多すぎても選びようがないのだ。
だとしたら、光月陽一をいかなる時間、場所で殺害するのが最も確実なのか、そちらを先に調べたほうがいいのか。ある程度状況が限定されたほうが、凶器もしぼられるはず。
だが、素人の私に名前と住所だけで、どこまでわかるのだろう。できれば、私が住所の場所を訪れるのは避けたい。私の存在がばれたりして、光月に警戒されるような事態に陥りたくはなかった。人を殺した経験などないので、なるべく計画は平易なものにしたいのだ。
しばらく考えた後、結局、専門家に頼ることにした。私の自宅の最寄り駅と「探偵」というキーワードで、ネット検索をする。そして、一番上に表示された探偵社を訪ねた。
検索で一番上に来るだけあって、駅に近く、日当たりのいいビルにある。受付にいた女性は物腰が柔らかく丁寧、案内された応接室は落ち着いた雰囲気で、私の緊張をほぐしてくれた。
現れた三十代後半くらいの男性は、爽やかな風貌だった。
探偵というよりも、できる営業マンに見える。顔を合わせただけで、無条件に信頼を置きたくなるような人物。全ては客を安心させるための計算なのだろうが、犯罪の片棒を担がせるのにわずかな罪悪感を覚える。しかし、私も後には引けない。
「今回は、どうされましたか」
白い歯を見せ、微笑む眼前の探偵。私は覚悟を決めた。
「妹が婚約したというんですが、相手がどうも怪しくて……。そもそも、本当に付き合っているのかも、私からすると疑問なんです。きちんとしたプロポーズはされていないようですし、私たちの両親にも挨拶をしないで婚約したんですよ! まあ、妹は二十歳を超えていますので、法律的には間違っていませんが、でも道義ってのがあるでしょう。とにかく、兄としては相手がどんな奴か知りたかったんです。ただ、相手らしき男の名前と住所はわかったんですが、素人の哀しさ、そこから先はどうすればいいのかわからなくて……」
怒りは抑え、困惑だけを表に出す。
探偵は柔和な表情のまま、眉だけひそめる。実に絶妙な顔だ。
「それは大変ですね。依頼の内容はその方の素行調査、でよろしいでしょうか?」
私は言葉の代わりに、自分で新たに光月の名前と住所を書き記したメモを差し出す。
「わかりました。それでは料金と契約書について、お話をしましょう」
彼はメモの確認もそこそこに、自らの脇に置いていた書類を私の前に広げた。思った以上にビジネスライクで安心する。
結局、彼に調査を依頼した。契約もその場で取り交わしている。少しだけ不安だったが、それよりも時間が惜しかった。とりあえず、一週間後に経過を確認するために訪れる約束をし、探偵社を退出する。
調査の依頼料が一週間で約五十万円。思ったより費用はかかりそうだ。幸い今のところは貯金で何とかなるが、考えなしに使うのは危険である。仕事は辞めないほうがいいだろう。
次の日から、私はいつものように会社へ出勤した。普段と変わらない日常がある。誰も彩花の死どころか、彩花の存在そのものを知らない人々が働いている。私も黙って自分の仕事をこなした。淡々と。元々無口なほうなので、上司や同僚から必要もなく話しかけられない。当然、仕事帰りに飲みにも行かない。孤独が、ありがたかった。労働は金を稼ぐためのもの。私はただただ機械的に働き、一週間が過ぎ去るのを待った。
待望の一週間後、私は会社を休み、営業開始時間きっかりに探偵社へ向かう。
先週と同じ応接室で、先週と同じ男性が、先週と同じ笑顔で私を待っていた
「秋津さん、お待ちしておりましたよ。調査はすでに終了しております」
彼は、机の上に一つのファイルを出した。私がそれを見ようとするよりも早く、彼が口で説明を始める。
「結果ですが、光月陽一さんは結婚相手としては不適当な人物であると言わざるを得ません。あ、いえ、人格的な問題ではないのです。つまりですね」
と、身を乗り出してきた。
「彼は今、不思議な境遇にいるのです」
私は首をかしげた。探偵はその反応を期待していたようで、満足げにうなずく。
「秋津さん、六人建設という会社をご存知ですか」
「いいえ、聞いたこともありません」
「あまり有名ではないのですが、K県D市にある地元の事業に特化したゼネコンです。常態化した不況で建築会社がばたばたつぶれる中、安定した経営を保っている優良企業なんですよ」
「彼の住む六人村と関係が?」
探偵が大いにうなずく。「大いにあります。六人建設は、六人村の人間が創業した会社ですから。今も、企業の中枢は六人村にあるといっても過言ではないでしょう。そして、光月陽一は六人建設の幹部社員です」
ぴんとこない。だからどうした。何の意味を持つ。目の前の男が私の内心を察するように、笑う。いや、微笑んだ。
「詳しいことは調査しきれなかったのですが、六人建設は社長交代の時期を迎えており、光月陽一は次期社長候補の一人に選ばれていました」
まだ話が見えない。探偵の微笑も消えない。悪趣味な男に思えてきた。
「社長選出の方法は変わっておりまして、この夏、他の候補者と一緒にある場所で合宿を行い、その結果で決まるそうです」
「次の社長を合宿で決めるんですか? 具体的には?」
「全くわかりません。部外秘でした。会社か村か、どちらの秘密かも不明です。わかっているのは、光月陽一と他の候補者たちが、今は自由に外出もできない状態にあるということです」
なんだこれは? 光月の素行調査を頼んだのに、この探偵が持ってきた情報はどこかずれていないか?
「写真は撮れました?」
探偵は首を横に振る。「申し訳ありません。今、彼は六人村で他の住民たちの監視下におり、顔を確認できるものは入手できませんでした」
「例えば、卒業アルバムのようなものは? 現在のものでなくてもいいんです。何か、彼だとわかるものがあれば」
「無理でした。申し訳ございません」
「彼は何歳なんですか? 顔の特徴は?」
「全くわかりません」
言葉では謝っているが、感情は全くこもっていないことがわかる。それ自体はいい。気になるのは、情報のバランスの悪さだった。
探偵が持ってきた情報は、光月の個人情報ではなく、六人村や六人建設という彼と彩花の出身地の情報だ。これはこれで簡単に取ってこれる情報ではないだろうに。六人村の住人や六人建設の社員に、話を聞かなければわからないことのはずだ。なぜこの男は、まっさきにこの情報を私に教えたのか?
「それで……他の情報は? もっと別のことはわからなかったんですか?」
「あとは、合宿の日時と場所。それが全てです」
探偵はそう言って、涼やかにほほ笑む。呆れた。こんなに中途半端な調査結果を偉そうに差し出されても困るのだ。その感情は表に出ていたらしい。
「秋津さん。納得してください。こんなことは言いたくありませんが、あなたには妹さん、いらっしゃらないでしょう?」
何も言い返せない。私の嘘はばれていた。探偵の情報は、精一杯私を慮ってくれたもののようだ。いや、それもどうかはわからないが、とにかく引き下がるしかないらしい。私は合宿の情報をもらうと、頭を下げて探偵社を出た。




