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『狸の宿とプレスマン』

作者: 成城速記部
掲載日:2026/02/14

 旅の僧が、何もない野原で日が暮れて、行っても行っても明かりも見えず、どうしようと思っていると、さっきまで見えなかった明かりが、割と近くに見えて、一軒家があらわれた。事情を話して泊めてもらいたいと頼むと、意外なほどの大歓迎で、広い座敷に上げられた。その座敷は、広いには広いのだが、何やら生臭いにおいがするし、出されるお茶も生臭い。急なことなので、今夜はもてなせないから、早く寝てくれと言われて、布団を敷いてもらったが、その布団までも生臭い。

 旅の僧は、もしやと思って、寝たふりをして、明かりが消えたところで、持っていたプレスマンで敷き布団を思い切り刺すと、ぎゃっと声がして、布団と座敷がひっくり返って、旅の僧はたちまち野原に放り出された。よくよく思い返してみると、座敷の広さは八畳くらいだったという。



教訓:いずれ、このような物語の意味がわからない時代が来る。もう来ているかもしれない。


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