G-18 ドラゴンスレイヤー
レイ「うっ!!」
美食屋「当たったぁぁぁぁ!!さあさあその綺麗な皮を剥いでプルプルの臓物を喰わせておくれよ!!」
姿を現した美食屋は動けぬレイに近づいていく。
美食屋はよだれを垂らしながらレイの足を持ち上げる。
レイは痛みで呻きながら宙ぶらりんになった。
美食屋「お前、なかなか綺麗な顔してるな。」
思わず舌なめずりをすると、腹の虫が鳴り響く。
美食屋「決めた、顔からガブリだ。私の腹ももう限界、命に感謝して・・・、じゃあ、いただきま~す。」
美食屋は口を大きく開き、レイの頭にかぶりつく。
レイ「≪サンダーランス≫!!」
カミナリの槍が美食屋の頭を貫く。
だが、
美食屋「こんなもので・・・、私が倒れると思うな!!」
終焉の残滓に呑まれた者は、異常な耐久力を有する。
故に、並大抵の攻撃では止めることはできない。
美食屋は歯をガチガチと鳴らしながらレイの頭へ口を持ってくる。
ビリッ
美食屋「・・・・・・え?」
紙が破れる音。
???「俺のご先祖さんはよぉ、剣だけで次元を切ったらしいぜ。俺には全然出来ねぇことだけどな。」
振り向くと、世界がまるではがれるようにズタズタに切り刻まれていた。
逢魔「よぉ。」
そしてその奥には、逢魔が立っていた。
あふれんばかりの黒いオーラが逢魔の右腕、その爪に宿っている。
レイ「おうま・・・。」
逢魔「英雄は遅れてやってくるもんだろ、なんて言ってる暇ねぇか。」
異常な質量をもった爪が世界に触れるたび、紙のようにビリビリと破れていく。
美食屋「な、なんで・・・・・・。」
逢魔「俺の方が強かった、それだけだ。」
逢魔は勢いよく駆けていく。
美食屋はレイを放し、弓で迎撃しようとするが・・・。
逢魔「狩人が、竜を殺せる分けねぇだろ。」
腕が膨らみ、爪だけを覆っていたオーラが右腕全体を包み込む。
逢魔「【【同族殺シ之竜爪】】!!」
三本の竜の爪。
それが美食屋にあたった瞬間、そのすべてを切り裂くように美食屋の体は4つに分断された。
自分が何をされたのかもわからないまま美食屋は倒れる。
美食屋「奪わ・・・・・・。」
そう言い残し、ゼルの【虐殺目録】から名前が消失した。
逢魔「・・・・・・ちっ、どいつもこいつも・・・。」
逢魔のエクストラスキル【逢魔之刻】は、殺した相手の記憶が流れ、その経験をもとにより強い終焉の力があふれるようになる。
死んで終わりじゃない、その後悔や怨念は逢魔に蓄積され続ける・・・。
逢魔「胸糞悪ぃ。」




