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虐殺の英雄  作者: 社長
第二章、使える駒かただのゴミか
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G-11 無尽蔵の人体生成

一人の少年が、折り紙の王冠をかぶって遊んでいました。


自分も王様になってみたい、偉くなりたいとずっと思っていました。


その少年は終焉の病を患っており、王様になった自分が何をしたいかを考えながら病室で過ごしていました。


お酒の川を作ろう、黄金の森を作ろう、もっと大きく、誰もが憧れる王様に。


なのに、僕はこの病室から出られない。


誰も僕を王様にしてくれない。


ある日、想像上の王様が言いました。


『望みが叶うなら何をしたい?』


少年は答えました。


ジョン「僕は・・・、王様になりたいんだ。」


孤独で暗い病室の中、少年を終焉が襲った。


そしてその終焉が力となり、少年は王様になったのです。




逢魔「人間を生み出す力か、中々業が深いな。」


逢魔は人々を切りつけ、進んでいく。


ジョン=ドゥのエクストラスキル、【境界線のない他人(フーアムアイ)】は無制限に人間を生み出す能力。


常人であれば作られたものとはいえ人を殺すのに躊躇し、人間の波に押しつぶされてしまう。


圧倒的な物量こそこの力の強みなのだ。


しかし、相手を見誤った。


相手は人を殺すことに何の躊躇もない化け物だった。


ジョン「なんでだよぉ!!おかしいだろぉ!!人を殺すのに躊躇し無い奴なんているわけないだろぉ!!」


逢魔「バカ言うな、俺だってこんなに人殺すの辛いわ。」


ジョン「じゃあ手を止めろよぉぉぉぉぉぉぉ!!」


逢魔「お前を殺したらこの無尽蔵の犠牲も終わるだろ、だからそれまでの辛抱だ。」


イカレテル。


頭のどこかにバグがあるとしか考えられない。


逢魔「英雄は狂人にしか成せないんだな。」


逢魔の爪が人々を切り刻む。


ジョン「なんで死なないんだよ!!僕の国民を!!こんなに無下に扱うなんてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」


逢魔「なるほどな、お前見たいなクソ野郎に国民がいる理由が分かったわ。お前の国の国民、全員スキルで生み出したんだろ。」


ジョン「なっ!?」


逢魔「奴隷は本物の国民にするための前段階ってやつか。」


ジョン「うるさいうるさいうるさぁぁぁぁぁぁぁぁい!!」


逢魔の腕は最初よりもかなり肥大化している。


鱗が生えそろい、まるで竜のような腕だ。


ゼル「あの腕が気になるか?」


レイ「・・・・・・うん。」


ゼル「アイツの腕は終焉の汚染の根源、()()()のものだ。アイツのスキルは終焉竜の腕を一時的に再現する。世界を破滅へ導く力だ。」


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