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ブルアカ感想

ブルアカ対策委員会編3章Part5のネタバレ予想

作者: 七星昴

※★※ 注意! 「ブルーアーカイブ」メインストーリー「対策委員会編」及び「最終編」のネタバレを含みます! ※★※

 今この文章を書いている時点で絶賛メインストーリー更新中、プレイヤー各人の感情を乱しに乱している「ブルーアーカイブ」。

 その最新ストーリー「対策委員会編3章」が2024/07/17にPart4まで公開されているが、いよいよ本日2024/07/22のメンテ明け後にPart5公開となる。

 それに先駆けて、Part5の展開をある程度予想してみたのだが……何をどうやってもネタバレにしかならない上に、予想が当たっていても外れていても、読んだ人に予断を与えてしまうと思い、メンテ明け前にオープンな場所に書くのは憚られる。

 ……というわけで、おそらく読みに来る人がいないだろうこの場に、メンテ明け後の種明かしがされる前に、予想の中身を垂れ流しておく。


※★※ 注意! 「ブルーアーカイブ」メインストーリー「対策委員会編」及び「最終編」のネタバレを含みます! ※★※































 ……早速結論に入るが、


 『ホシノが「暁に囚われた太陽の神(暁のホルス)」でなくなる』


 ──つまり「神秘」の反転先である《「恐怖」としての「ホルス」》の成立条件を不成立にすれば、不可逆とされる「テラー化」からも救えるのではなかろうか?

 (16:00追記:全然「結論に入って」なかったので予想部分を追加)


 先生の手札は今まで通り「手の届く生徒たちに寄り添い、小さな奇跡をもたらす」ことのみ。

 地下生活者が攻略方法として用いたように、以下の2点に対して、先生は為す術を持たない。


 ・過去は変えられない

 ・死者を蘇らせることはできない


 そして、最終編でも繰り返し複数の人物が述べているように、


 ・反転した生徒(神秘)は元には戻らない(=死者を蘇らせるのと同じ無理筋)


という状況で、ホシノは地下生活者の手により「死」に等しい概念たる「苦しみ」を繰り返し与えられ、かつて黒服が目論んでいた「生きた生徒(神秘)にその裏側(恐怖)を適用」という実験を、形は違えど達成することになった。

 結果として「恐怖」が崇高として顕現した場合、必然的にキヴォトスは滅亡することになるが、果たして黒服はそこまでを目指していたのか……そちらはまぁ、さておき。


 ところで、「ブルーアーカイブ」は「青春の物語」である。(強調)

 当然、ホシノが反転して不可逆のテラー化を果たし、先生も一度は絶望する中で、プレイヤーには3つの光明が提示された。


 ①最終編で垣間見た「はじまりの物語」の光景(謎の電車から始まるオープニング)を経由して、2年前のアビドス生徒会室でユメに謝罪と決意を語る

 ②先生自ら地下生活者の拠点たる「混沌の領域」にカチコミをかける

 ③ホシノテラーを抑止し得る「神聖」として、かつて最終編で救ったシロコテラーが助力に駆けつける


 1番からして意味不明の極みなのだが……これはおそらく、最終編で連邦生徒会長とまみえるOPを再び繰り返したのと同じ原理ではないか?

 もちろん、先生は「過去に戻った」わけではない。

 たぶんだが、「別時間軸の自分自身」とリンクして、2年前のアビドス生徒会(ユメ&ホシノ)と共に過ごした「先生」の可能性を、プレイヤーに見せたのだと思う。

 (その直前に「プツン」と画面がブラックアウトする演出は、先生の命の切れ目とともに時間軸の一時切替えを示唆か?)


 でも、それだけでは「過去は変えられない」。

 ユメと語らった時間軸は、「今」の先生の時間軸ではないから、過去に影響はしない。

 ……ただひとつ、「先生」のそれを除いて。


 そもそも、先生は最終編のプレナパテス(になる前の、シャーレ爆破で蘇生困難に陥った時間軸の「先生」)としての行動時に、すでに「シロコの反転と絶望」を既知の「避けるべき/避けられなかった結末」として認識していた節がある。

 (「やっぱりこうなってしまうんだ」という発言は普通、初見では出てこない)

 OPで連邦生徒会長が言うように「忘れてしま」い、「何も思い出せな」いとしても、先生は「覚えていて」くれるのだ、と。いや、そうあるべきなのだと。

 これはきっと裏技なのだ。連邦生徒会長がそこまで計算していたかはわからないが。


 その答え合わせが2番(とその直前の演出)。

 おそらく「状態の共存」が発生した空間に適応した演算ができるプラナの力も借りて、先生は地下生活者に直接対面し、勝負はまだ終わっていないと宣言した。

 そしてこの状態は、最終編のあるシーンと酷似した状態である。


 最終編「はじまりの物語」、連邦生徒会長とのOP再びのシーン直後から、「箱舟」起動の決意を語るアリスに混乱する一同を宥めてアリスに決意の続きを促すまで、沈黙していた先生。

……その後、逆ハッキングを受け絶体絶命の危機に陥った一同に、シロコと共に「ナラム・シンの玉座」へ猛ダッシュする先生が、激励の声をかけ、事態は逆転の兆しを見せる……ここに違和感はなかったろうか?

 逆ハッキングの拠点である「ナラム・シンの玉座」の情報がヴェリタス&エンジニア部メンバーの尽力で発覚した直後に、「すでにそこへ向かい始めていた」先生とシロコ。


 「先生」、お前瀕死の際でプレナパテス(別時間軸の自分)の情報を読み取ったんじゃね……?

 (なおプレナパテスと正式に相対してアロナから「プレナパテス=自分」と知らされるまで、「色彩の嚮導者」から読み取った情報だとは思ってなかったと思う。外見全然違ったもんね……)


 長くなったけど、要するに先生は「別の時間軸」の先生が通ったBADルートを、「認識」することができる。夢とかフラッシュバックとかの形で。

 ただ、「先生」自身にそんな能動的な特殊能力は無い。それが能動的にできるのは、先生をキヴォトスに送り込んだ張本人だけ。


 「多次元解釈」や「混沌の領域」などで「状態の共存」が発生することで、先生という「もともと多数の時間軸にぶち込まれた平凡な人間」にも「別の時間軸」の情報を共有するチャンスが訪れる、のではなかろうか?

 そして、そんな「裏技」が偶然で生まれるわけもなく。

 あらゆるBADルートを懸案してキヴォトスの未来を「先生」に託した連邦生徒会長、これ多分あなたの仕込みですよね……?


 さておき、これで先生にも地下生活者が使っていたと思しき「干渉」が使用できるようになる(はず)。プラナちゃんもいるし。

 それを使えば、苦しみの過重摂取と反転の衝撃で完全に正気を失わされたホシノ(テラー)にも、言葉が届くかもしれない。

 ただし、テラー状態では力が強すぎて、正気を失っている状態も合わせると、現状ではどんな方法でも意思の疎通は難しそうである。

 ……そこで3番、シロコテラーという「本来このキヴォトスに存在しない」、もう一人の「崇高に至った恐怖」!

 ホシノテラーを「止める」条件が、かつてプレ先時間軸では……おそらく「ヘイローを壊す」=殺すしかなかったのだろう。

 でも、今、この時間軸は違う。

 「先生」が健在で、「混沌の領域」からの干渉もきっとできるはず。(地下生活者をどうにかする必要はあるけど)

 シロコテラーは、後のことは考えず、ただ全力で「ホシノを無力化すればいい」。



①別時間軸の「先生」の情報を駆使して

②「状態の共存」からの干渉という裏技もフルに使って

③ホシノがユメへの後悔から解放されて



 ……ホシノが「暁のホルス」でなくなった、その時こそ。

 ホシノをテラーたらしめている要素は消滅し、彼女は本当の意味で助かるはず!



 先生の言葉さえ、届くようになれば。

 「先生」が、「混沌の領域」という裏技まで使えば、きっと。


 ……あの「手帳」も、きっと見つかる。

 ……テラー化してしまったホシノにも、ユメ先輩が遺した「本当の」声が届く。


 ……「死」は、無かったことにはできないけれど。

 ……「苦しみ」は、「死」とは違って、癒せるのだから。


 ──傷は残るだろうけど、ゆっくり「治して」いけばいいのだから。

 ──その傷の痛みを、理解してくれる「大切な後輩」だって、いるのだから。……ちょっと育っちゃってるけど。


 だから還ってきてくれよな。ホシノ。


 私は単純だから。

 戻ってきてさえくれれば。

 それで、「ごめん」って言われたら、きっと許しちゃうからさ。




余談:

 6番目の古則、「非有の真実は真実であるか」。

 これについて地下生活者は、繰り返し「非有の真実=死」と当てはめて、「死こそ真実! 恐怖顕現! Q.E.D.!」と浮かれてたけども。


 悲しいけど「ユメの死」は変えられない「事実」。

 そして、「水着だって、下着だと思えばそれは下着」。信じれば事実も虚構に、虚構も事実に変わる(こともある)ってワケ。

 つまり「死」は別に「非有の真実」でも何でもねーんだYO! ヴァーカ!(暴言)


 ……「死」という「真実(リアル)」よりも強い「物語(フィクション)」、見せてやっから覚悟しとけよ地下生活者ァ!

メンテ明けにこれ読むような奇特な人がもしいても、心の中でプギャーするだけにしてネ(

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