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鈴木と佐藤  作者: 優木 
6/18

鈴木と佐藤とRPG

この作品に出てくるゲームなどは実在しないと思います。

注意してください。

 今日は俺の家に佐藤が来ている。今日するのはRPG、ロールプレイングゲームだ。適当にフリーゲームでも探してみる。

「主人公の名前は!」

「お前がつけていいぞ」

「おっけ、田中、ミシェル、と」

「またお前か」

 結局田中ミシェルってだれなんだよ。

 佐藤が主人公の名前を打ち終わった。物語の説明が開始される。

【世界に存在する三つの神、その神のうちの一人、ムショレが反乱を起こし、世界の半分以上が崩壊した。しかし、勇者の血を受け継ぐ男が立ち上がった!】

 王道、だな。選択肢が出てくる。なにを選択するんだ?

『性別を選んでください。・男  ・女』

 勇者の血を受け継ぐ男っていったやんか。

「どっちにする?」

「男で」

「わかった」

 どうでもいいが佐藤しか操作してないな。いや、別にどうでもいいんだけど。

【『ミシェル、ミシェルや……』『なんだい? 母さん』『ちょっと神を倒しに行っといで』『おk把握した』】

「どこから突っ込めばいい!」

「突っ込みどころなんてあんのか?」

「ある!」

 ゲームに突っ込んでも仕方がない。少し突っ込みを我慢しようではないか。

【『フハハハハ! 私が神だ!』『とうっ!』『キエエ!』『ぬわー』勇者は死んでしまった】

「最初の敵が魔王かよ!」

「あ、ゲーム終わったぞ」

「今回もムリゲじゃないか!」

 スタッフロールが流れる。なんだこれ……妙に人気だと思った。こんなんじゃ逆に盛り上がるわ。ん? この製作者……見覚えが……

「あ! これこの前のギャルゲと同じ作者だ!」

「マジで!? あ、ホントだ!」 

 なぜかテンションがあがった。

 

 こんな、無駄な事をして今日は終わった。


 こんな、無駄なことができるというのがどれだけ幸せなことか、このときのオレはまだ自覚していなかった。




短いです。特別編の影響です。


次回、ちょっと話を動かすつもりです。いや、今回もちょっと動いてるかな?

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