表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

『火』の使い手、『水』の使い手

「『火』の使い手?」

何かわからず、オウム返しをした。そしたら、レオは軽く微笑話し始める。

「そう、ボクは『火』の使い手、そして君の家来、バルゴは『水』の使い手なのさ。だからボクには効かないよ?水を蒸発させるから。」

そういうのはバルゴよ、なぜ先に言わないんだ……一つため息をつく。

「でもこのまま倒しちゃうのは楽しくないからさ、もう少し待ってあげる」

口角を上げて話す。どうやら、レオは楽しんでいる様だ。

「じゃあね、バルゴとバルゴのご主人様♪」

最後に一言残してレオはいなくなった。ふと横にいるバルゴに目をやる。バルゴは俯いていた。

「バル…ゴ?」

心配になりバルゴに問いかける。しかし一向に返事が返ってこない。5分ぐらい経った。バルゴが返事を返した。

「ごめん…なさい…」

「はぁ?」

あまりに予想外な返事だったため変な声を出してしまった。あわてて手で口を隠す。

「私が、あまりにも弱すぎて…レオを助け出せなくて……」

こういう時ってなんて声をかけたらいいんだろう。そんなに女子と接することの無い俺にはわからないことである。

「まぁ、次がんばったらいいんじゃない?だって、ほら、今日は急だったし」

我ながら意味のわからない言い訳だ。あまりにも恥ずかしくて頭が混乱する。

「フフ、そうですね、次がんばりましょうか。」

……あっれ?なんかいい感じだったみたいだ。ま、結果オーライということに。

「先に仲間を集めてからもう一回望みましょう」

ふにゃっとした笑顔でこっちも安心する。

「さぁ、がんばりましょう!」

レオのおかげ(?)で一歩、小さな一歩だけど進めた気がした。

やっとレオとの絡みが終わった気がします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ