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エッセイ

イタリアンロースト追求の旅 〜 うまいイタリアンコーヒーはこれだ!〜 ←個人の感想です

作者: シサマ


 皆様今晩は! シサマという者です。


 11月に入り、私の住む北海道の認識は既に『冬』。

 北海道の秋は本当に短いんですよ。


 

 今回のタイトルを見て、私の過去作品を思い出してくれた方もいると思います。

 今から1年2ヶ月程前、私はイタリアンローストのコーヒーに関するエッセイを書きました。

 

 その当時は、興味本位で手を出した「イタリアで、イタリア人によって焙煎された、深煎りのコーヒー」がとても美味しかったという事を言いたいが為に、エッセイを書いた私。

 そして今、1年2ヶ月に及ぶイタリアンロースト追求の旅の、中間報告をする時が来たと感じたのです!


 

 前回のエッセイでも触れましたが、イタリアンローストとはコーヒーの焙煎レベルの名称です。

 コーヒー豆が黒光りする程の深煎りで、豆から滲み出るコーヒーオイルを含めた深いコクと、酸味の殆どないまろやかな苦味、そして透明度の低い黒い液色が特徴の、昔から語り継がれる『ザ・コーヒー』であると想像して下さい。


 近年ではフルーティーな酸味を売りにした浅煎り焙煎も人気ですが、これはコーヒー豆自体の品質と鮮度が高くないと美味しく淹れるのは難しく、また、意外にも深煎り焙煎よりもカフェインが多い事が判明しています。


 色と苦味が濃いコーヒーの方が、実はカフェインが少ない。

 この事を理解していただければ、日本でのイタリアンロースト再評価への道が開けると勝手に野望を燃やし……いや、野望を深煎りしていますよ(笑)。



 さて、今回のエッセイでは1年2ヶ月に及ぶイタリアンローストを追求する旅の中間報告として、通販サイトで手軽に買える『うまいイタリアンコーヒーTOP3』を、勝手に発表させていただきます!


 まあ、これはあくまでも私個人の感想であり、通販サイトで手軽に買えて、円安物価高の現在でも手の届く価格の商品に限定。

 加えて私のコーヒー環境により、ペーパードリップで淹れても美味しい商品を選びました。


 このデータをきっかけに、ひとりでも多くのコーヒー好きが「本場のイタリアンロースト」に入門してくれると嬉しいですね。


 

 第3位 『ビアレッティ パフェットモカ クラシコ』


 世界中で愛用されているエスプレッソマシン『マキネッタ』を開発し、イタリアはトリノのコーヒー機器メーカーとして名を馳せているビアレッティ。

 コーヒー豆の世界に進出したのは近年ですが、機器環境の充実を活かしたリーズナブルな価格と、他の有名ブランドにはないワイルドな風味は、一度ハマるとクセになります。


 この『クラシコ』は同社の3種類の商品の中では中間のテイストに該当し、高級感のある落ち着いた風味を醸し出す『アラビカ豆』と、ワイルドな苦味を演出する『ロブスタ豆』を50:50でブレンドした、所謂普及用のコーヒーと言えるでしょう。

 

 コーヒーにヘーゼルナッツが少しブレンドされた様な独特の香りは、初めて淹れた時には正直戸惑いました。

 しかしながら、この香りは慣れるとクセになり、砂糖の種類を変えたりダークチョコレートをひと欠片溶かして飲んだりすると、まるで新しいスイーツの様な楽しみ方が出来ます。


 レギュラーコーヒータイプも、エスプレッソ専用とまで細かく挽いてはいない為、むしろペーパードリップ向きと言えるかも知れません。

 パッケージは圧倒的にお洒落ですよ。



 第2位 『キンボ ナポリ』


 『KIMBO NAPOLITANO』として前回のエッセイでご紹介した、私がイタリアンローストにハマるきっかけとなった商品です。


 キンボはイタリア第2位のシェアを誇るコーヒーブランドで、イタリア南部ナポリの会社らしく、洗練された風味の中にも無骨な苦味があり、そこがレストランやカフェを訪れる観光客の支持を集めているとの事。


 この『キンボ ナポリ』は13段階中10番目の焙煎深度で、淹れ方を問わずにイタリアンローストを楽しめる優等生。

 私は豆の状態で購入し、中挽き程度に挽いてペーパードリップで飲んでいますが、確かな手応えがあるのに何杯でも飲めてしまう「丁度いいテイスト」は、本当に魅力的で、挽いてあるレギュラーコーヒータイプも劣らず美味しいです。


 この商品に出会ってから1年2ヶ月、日本で焙煎されたコーヒーは全く買っていませんね!


 ちなみに『キンボ ナポリ』は、アラビカ豆とロブスタ豆のブレンド比率が80:20。

 コーヒーマニアの間では、分かりやすい苦味で缶コーヒーやインスタントコーヒーに多用されるロブスタ豆の評価が低いですが、私にはこのくらいのバランスが快適だと感じますね。



 第1位 『ラバッツァ クオリタ オロ』


 さてさて、『キンボ ナポリ』すら超えてしまう第1位は、トリノにあるイタリアNo.1コーヒーメーカー、ラバッツァの最初に開発された商品、『クオリタ オロ』です!


 元祖 IS 元祖!

 原点にして頂点!

 素晴らしいですね!


 ちなみにラバッツァはイタリアンローストの代名詞的存在で、日本の芸能人にもファンが多いです。

 天邪鬼な私は、そんなに人気なら後回しでいいやと判断し、実はラバッツァを飲み始めたのは最近なんですよ。


 この性格、つくづく『なろう』にも向かない男なのかも知れませんね(笑)。


 『クオリタ オロ』はアラビカ豆100%であり、焙煎深度も10段階中5番目である為、イタリアンローストの中でも酸味が残っており、苦味も含めて非常にバランスの良いテイスト、香り、風味を誇ります。


 とは言え、そこはやはりイタリア。豆色(粉色)は黒っぽく、コーヒーオイルのコクもちゃんとありますよ。

 コーヒーと聞いて頭に浮かぶあらゆる要素が分厚くパワーアップされた、誰がどんな淹れ方をしても美味しい、まさにNo.1イタリアンコーヒーですね!


 唯一の欠点は、『キンボ ナポリ』と異なり、美味しいからと言って何杯も飲むとお腹がゆるくなってしまう事。

 十分深煎りに感じるのですが、イタリアンローストの中では浅めの焙煎で、カフェインの量が多いのかも知れませんね。飲みすぎ注意です。



 如何でしたか?


 コーヒーの世界はハマると底なし。

 通販サイトで手軽に買えるイタリアンコーヒーに限定しても、1年2ヶ月かけて9商品の中からTOP3を選んだに過ぎません。


 スイスのチョコレートフレーバーのコーヒーが気になる……。

 ブラジルの『カフェ ピロン』の写真に写っている焙煎士、イケオジ過ぎるだろ……。


 等々、休日の夜は通販ページでコーヒー選び。

 その時間が、とても幸せですね!

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― 新着の感想 ―
[一言] いいですねぇ。 好きで一杯のエッセイ。 たらこも以前は豆を購入していたのですが、最近は全然です。 また近所のコーヒーショップに行ってみようかな。 その際はこちらのエッセイを参考にさせていた…
[良い点] 読んでいるだけで、すごくいい香りが広がるような気分です。 コーヒー豆からのコーヒーは中々飲む機会がないのですが、すごく飲みたくなってきます。 めんどくさがりやな私は、ネスカフェのドルチェ…
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