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第2ゲーム生き残り 3

 テヅカチームで4チーム目、後何チーム来るまで待つんだろうか。ちなみにテヅカチームも7人。ジョーカーチームって一体なんだ?


「君たちも薄々気付いているとは思うが10人になるまでというあれは嘘だ」


 流石にここまで7人だけだとそう感じるよな。


「ここに来る囚人どもには必ずジョーカーと呼ばれる私の育て上げた研究員達をあて、それに勝てれば第2ゲームクリアとしている」


 ドクター・イノウの育てあげた研究員、ね。確かにあいつらは強いやつは強いが弱いやつは弱かったぞ?


「私の好みを混ぜたりもしているからな。なるべくは均等な強さになるようわけていたが弱いやつは弱い。そいつらは異能の成長も見込めなかったからのう。仕方あるまいて。そんな奴らをうまく使うのもジョーカーチームの強いやつの役目。負けたのであればクロノになるのも当たり前じゃの」


 ドクター・イノウは平気に笑いながらいう。こいつもくさった根性してやがるな。だがこいつがいなければ俺は外に出ることもできない。従うしかない、か。

 ドクター・イノウが俺たちに言った後またエレベーターから5組めのチームが現れる。


「つまらねぇ。つまらねぇつまらねぇ。この俺の衝動においつけるやつはこの世にいねぇのかよ」


 体の肌が全身が色黒の男はエレベーターからおりていう。こいつ、なんだ。戦いもしたこともないのにこのピリつくような覇気。こんなやつがいるなんて。


「君はシド・リウ。私の研究の中での1番の研究対象だな。君はこの第2ゲームまで身体能力で勝ち残ってきたすごい男だよ君は。まさか私の作ったチーム、ジョーカーチームをも簡単に倒すとは」

「あのジョーカーチーム?って奴らは俺を楽しませるには至らなかった。他の奴らも適当にとった奴らだ」


 シドという名前の全身色黒の肌をした男がいうとドクター・イノウは拍手しながら


「威勢のいい男だ。君は確かに1番興味深い男。だが第3ゲームからは君が活躍できるかは分からんぞ」

「そうでなくては困る。俺を楽しませるには貴様の考える実験のなんいどが跳ね上がることくらい。それくらいしか楽しみがない。第2ゲームまではぬるまゆすぎる。もっと、もっともっともっと俺に生きたここちを感じさせろ。俺にはそれくらいしか生きる楽しみがないのだからな。命を削るギリギリの戦いこそが俺を楽しませる。それだけのために1度2対2までわざと落ちたがあのギリギリ感はよかったが敵が弱すぎてその点は残念だったな」

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