第1ゲーム 2
「それでは皆さん。これより試合をはじめます」
ドクターが試験官と言っていた人だろうか。顔は傷だらけで目はうつろな肉体は筋肉がもりもりの男が俺たちに言う。
「私はドクターに派遣された試験管、名はアブソリュートだ。長いからアブとかで構わん」
アブソリュートと名乗った試験管が言うとアブソリュートの近くにいた俺と似たような、今俺は囚人服よくあるしましまなやつね。あれを着ている男が近づき
「おいてめぇ!俺をここからだしやがれ」
「・・・試験をはじめます」
「無視してんじゃねぇよ!このクソが!ドクターは不気味だから逆らえねぇがよお。てめぇみてえな筋肉やろうなら俺はドクターがくれたとかいう力でどうにでも」
男はアブソリュートの胸ぐらを掴みながら言うと男は次の瞬間細切れのようにバラバラにきられ死んでいた。アブソリュートが殺した?後アブソリュートは何事もなかったかのように
「では試験を」
「ま、まちやがれ!」
今度は身長が150くらいの平均的な体の男がアブソリュートに向かって
「なんだ?あまり時間の無駄遣いをしたくはないのだが?」
「お、お前!俺たちの誰かを殺していいだなんて言われてないだろ!なのになんで殺して。それにルール違反だ!」
「ルール違反?お前たちがわめかなければ別に殺す気などなかった。お前たちには興味はないからな。それにドクターは試験管が手を出してはだめというルールを設けていない。今のはみせしめみたいなようなものだ。それじゃ改めて始めるぞ」
アブソリュートはまずはんこうした男ともう1人、マクルのことを指差す。
「最初はお前たち2人だ」
アブソリュートが言うと地面から四角形のフィールドが出現する。
「それじゃお前らがフィールドに上がった瞬間試験開始な」
アブソリュートが言うとマクルはなぜか元気よく
「最初は僕かー。ま、いいや。気楽に楽しもう」
俺はマクルがフィールドに上がる前にマクルの腕を掴んで
「ま、待て!そんな簡単。いいのか!?死ぬかもしれないんだぞ」
「えー。何言ってるのー。人生楽しんだもん勝ちでしょー。それに僕が死ぬなんて誰が決めたのさ。僕は死なないよ。ま、見てなよ」
マクルは俺に言うと俺のてをふりはらい、マクルはフィールドに立つ。
「兄ちゃん。悪いが俺は死ぬわけにはいかねぇんだ。悪く思うなよ」
「あははは。何言ってるのおじさん。死んだ時は死んだ時だよ。それにさ」
マクルはそこまで言うと先程俺と喋っていた雰囲気とは違う雰囲気に変わり
「おじさん如きが僕を殺せると?」