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ジョーカー マウグス戦

「邪魔者は場外にまでとばしてやった。とことん殴りあおうぞ!」


 化け物め。俺とゲンシを片腕ずつで普通に相手どるなんて。ライオンの異能はそんな強いのか?


「我の異能は獣王。ライオンではないぞ。獣王は我が上と認める存在以外の異能はきかぬ。ゆえに貴様の破壊の異能はきかん。この拳のみで決着をつける。だが身体強化のような異能は我は無効化できぬぞ。我に対し影響がある異能だけきかんのだ。触れたら切断とか分離させる、とかいった異能がな」


 十分化け物クラスじゃねぇか。俺は正直肉体強化の異能をゲンシにかけてもらってもこいつには勝てる気がしないぞ。

 俺がマウグスの気迫におされているとゲンシが俺に近づき


「ツキシ。安心しろ。こいつは俺様がなんとか、いや倒すから手は出さないでくれ。こいつは俺様が越えるべき壁だ」

「我を壁というか。ふ、ふふふ!ははは!最高だ!本当に最高だぞ!ゲンシ!」


 マウグスはまたゲンシと殴りあいになり、俺は円の隅でそれを見届けていた。マウグス、ゲンシは互いに譲らずお互いに何度も攻撃をからだ、顔にくらいあいながら数分、2人とも顔面に同じタイミングで拳が決まったあとゲンシは少しぐらついたあとマウグスは「うぉー!」と腕を上に上げた後


「かん、ぱいだ。ゲンシ。き、さまは、本当の、強者、だ」


 マウグスはそれだけ言うと地面に倒れ気絶した。ゲンシは片足だけついた後


「俺様は、強者、である以前に、王様、なんだよ。このチーム、のな」


 ゲンシはマウグスを円の外にだし、ようやくジョーカー戦が終わる。俺たちの勝利だ!

 俺たちの勝利が決まった後ジョーカーチームはすぐに部屋の中に空いた穴へ落ちる。奴らは確か負ければ即クロノ化だったな。可哀想、と思わないというのは嘘にはなるがだがこいつらのせいで俺たちは危険な目にもあった。だが成長もしたしよしとしよう。ジョーカーチームが全員穴に落ちた後、いつもとは違い階段ではなくエレベーターのようなものが部屋の奥にあらわれ、アブソリュートが


「おめでとう。あれに乗れば第2ゲームは合格だ。お前たちはジョーカーの奴らを倒して生き残った。正直勝てないと思っていたがお前らはすごいよ。ただ第2ゲームが終わって第3ゲームになるともっと過酷になる。それだけは覚悟しておけ」


 アブソリュートは俺たちに言うと先にエレベーターに向かい、マドレー、アーデラ、カムラスト、ガースト、そして俺はゲンシを背負ってエレベーターに乗った。

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