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ジョーカー アルラウ戦 ⒉

 俺はまたアルラウに触れようとしたがうまいタイミングで避けられ、逆にすきだらけになった俺の顔面をアルラウは蹴る。


「うぐっ!」

「これは効いたでしょ。しかし残念このうえないわ。あなたの異能はかなり強いというのにあなた自身が弱いからつかいこなせていない。残念だわ」

「うるせぇ。こちとらこのホワイト・プリズンって場所に来る前はただの一般人だったんだぞ」

「一般人?それはちゃんと社会で生きている人たちのことをいうの。あなたみたいな囚人たちとはちがうわ」


 あ?何もしらねぇくせによう。俺のこと知ったような口ききやがって。俺は冤罪で牢屋にぶちに込まれてここまで連れてこられたってのに 


「ゆるさねぇ。ゆるさねぇぞ。お前は俺が潰す」

「そう。なら口を動かさないでとっとと体を動かすことね!」


 アルラウは俺に蹴りかかる。なんだろう頭に血がのぼっているせいだろうか。やつの攻撃がどこにくるか、どこを狙っているかわかる。

 アルラウは俺の首を狙ったが俺は先に首に右手をおきアルラウの片足を掴む。


「な、何!なんで私の攻撃する場所が」

「お前の攻撃はなぜだかわからんがもうよめる。そして今この足とはおさらばだ」


 俺がアルラウの足を掴んで片足破壊するとアルラウは


「う、ぐ。わ、私がこんな、こんなところ、で」

「お前の異能は確かに強いがもうお前の異能をうけるものはこの円の中にはいない。さようならだ」


 俺は残りのアルラウの片足を掴んで場外に出し、残りはゲンシと戦っているマウグスと向き合う。


「はっは!いいぞ!ゲンシ!我とまともにやりあえる異能者はなかなかいない!お前は実によい!」

「ふん。お前なんかに褒められでも俺様嬉しくはねぇよ!とっととくたばりやがれ!」


 マウグスとゲンシは正面から殴りあう。


「おっとアルラウのやつやられたようだな。愛の支配という異能を持ちながら無様なやつよのう。まぁよい。我には関係のないこと。我は強者とやりあえればそれで良い」


 マウグスは片腕でゲンシを相手にしながら俺にまで殴りかかってくる。こいつ!アルラウより強い。


「我はリーダーとかそんなものに興味はないんだ。強い奴がいるかいないか。それだけにしか興味がない。ゆえに強者がいなければ我はやる気は出さぬ。だがお主らは合格だ。我が覇気で露はらいはしてやろう」


 マウグスが言うとマウグス、俺、ゲンシを中心に他の奴らは円から場外に飛ばされた。

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