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カムラストチーム 2

「ほう。なかなかやるではないか。やつを倒すとはな」


 カムラストが腕をポキポキ鳴らしながら俺たち3人に言う。相手は後1人。これはもう勝ったな。


「油断するなよツキシ。そいつはバケモンだからな」


 場外にいるゲンシが俺たち3人に言う。ゲンシはカムラストと知り合いなのか?


「そいつは俺様とは別の街を支配していてな。裏社会でカムラストの名を聞かない奴はいないよ。そいつの通り名は吊るしのカムラスト。人を殺した後工場によく吊るしていたらしい」


 正々堂々とほざいていたやつがそんなことをするのか?


「我を知るものがいるとは貴様も裏社会の人間か。ご名答だ。我は吊るしのカムラスト。裏社会で名を馳せた男だ。我は敵と正々堂々と戦い勝ったら命をいただき動かなくなった体を吊るすことが何よりの至福だ。真正面から戦った奴らが逆さで吊るされて無様な顔になるのを見るのが特に最高なんだよ。だから我が貴様らも吊るしてやるよ!」


 カムラストは手から縄を飛ばし俺たちを捕らえようとする。


「我の異能は縄を出す異能!そして出した縄を体の一部のように自在に操ることができる!たとえ貴様らが避けたとて方向を変えて貴様らに向けてやるよ!」


 俺たち3人はバラけて避けると縄は俺のほうにめがけてカムラストは投げてきた。いきなり俺狙いか。

 俺は右手で縄に触れて縄を消しとばす。


「なんだと!?我の異能が!」

「俺の異能にお前の異能如き通用しない。これでもくらえ」


 俺は最後にカムラストに左手で触れるとカムラストは戦闘する意志を失い自分から場外に出た。


「さて。また俺たちの勝ちだ。俺たちがとるのはカムラストお前だ」


 俺は今回はすぐに獲得する1人を決める。6対6が終われば次からはジョーカー戦があるかもしれない。性格に難はあるがこいつの強さは申し分ない。だからこそカムラストをとる。


「カムラストを取ることに異論はないか?」


 アブソリュートがゲンシ達に聞くとゲンシが代表して「異論はない」と答えカムラスト以外のカムラストのチームの奴らは下に落ちていく。


「おのれ!卑怯者め。我は今の敗北は認めていないぞ!異能で我の戦意を無くさせ自ら場外に出させるとは卑怯者のすることだ!」


 カムラストは負けたことに納得しないように言い訳するが俺は


「いいか。お前は負けたんだ。そして俺たちにひきぬかれた。この実験は正々堂々とか綺麗事を言ってる場合じゃねぇんだ。いい加減正々堂々とかいうのはやめろ。弱い奴からそれを聞くのは虫唾がはしる」

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