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カムラストチーム

 カムラストが縄でまとめた5人のうち不意をつかれて、アーデラ、ガースト、ゲンシの3人が円の外にでる。ゲンシまでおいだされたのか。珍しい。


「すまない。やられた!お前ら絶対勝てよ!下民2人とツキシ!」

「あ?誰が下民だ!カレン様を舐めてんじゃねぇ!」


 カレンは1人、敵を円の外に出し、マドレーはもう1人の小柄な体型だが強そうな意志を持つ表情をする敵と向きあう。


「おいおい。僕の相手はお前みたいな子供かよ」

「馬鹿にするな!僕は低身長でも強いんだぞ!身長の高いやつなんて簡単に倒そうかと思えば倒せるんだ!」

「ならやってみろや!」


 マドレーは低身長の男に突っ込み触れようとするが低身長の男はすばしっこくよけてマドレーの足もとに近づくと


「くらえ!必殺!頭突き!」


 低身長の男は男の急所を狙いマドレーは避けて低身長の男に触れようとすると触れたと思った低身長の男は消え、マドレーの背後に立ち


「残念ながらそれは残像だ。そしてこれこそが最善のいっての頭突き!」


 マドレーは男の急所にもろに頭突きをくらい白目をむいて地面に倒れる。そして地面に倒れているのに対し低身長の男は今度は足で何度も男の急所を狙う。うわぁ。えっぐ。でもあいつ少し調子にのりすぎだしたまにはこれくらいのバチあたってればいいよな。

 俺が満面の笑みでマドレーの倒れている様を見ているとゲンシが苦笑いでこっちを見て


「ツキシ。気持ちはよくわかる。確かに罰は必要だ。あいつはいかれすぎてるからこれくらいすれば大人しくなるかもしれないからな。ただ、その、な。わかるだろ?男としてあれを見続けるのはしのびない」


 確かに罰のつもりで敵に攻撃させてはいるが確かに可哀想にも見えてきたな。そろそろ助けるか。俺はマドレーに近づこうとすると低身長の男が今度は泡を吹いて地面に倒れる。


「ツ、キシ、なんで、すぐ、助け、ねぇ。くそ、がぁ」


 苦しそうに近づいてくるマドレー。こいつ一体何を


「そいつの僕が蹴られていた部分を見てみな。多分血まみれだからよ。2つともつぶしたからな」


 2つともつぶした・・・。それは、えぐすぎる。しかしいつの間に?


「僕も流石に最初、のでかなり、めちゃめちゃダメージを受けたけどよ。何度も蹴られているうちに途中で意識取り戻してよ。やつのぶら下がっているものに触れて分離させて俺のを踏まれる前に自ら踏ませた。自分のをよ」


 自分で踏んで自分で潰すってあいつ可哀想でならないな。

 俺は低身長の男があまりに可哀想すぎて場外に出した後「ご愁傷様です」と頭を下げた。

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