表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/53

5対5

038 5対5

 カレンとマドレーが揉めている間にアブソリュートの近くにやたらと厚着の男が近づいてくる。


「やぁ。アブソリュート。元気だったかい?」

「マイクルこそ元気だったか」

「そりゃ元気さ、と言いたいとこだけど危なかったともいいたいとこかな。僕結構負けが続いてるけど4対4と5対5を行き来しててさ。ループ状態から抜けられていないのさ」


 笑いながらマイクルと呼ばれた男はアブソリュートにいう。


「お前は器用だからすぐに第3ゲームまで上がると思っていたんだが」

「僕が器用なことは関係ないさ。それにそんなこと言うなら君だってあっさり行けると思っていたよ。アブソリュートも僕と同じ感じかい?」

「いや、私はジョーカーに当たって負けてな。それで2対2からここまで勝ち上がってきたよ」


 アブソリュートは冷静にマイクルに言うとマイクルは


「そりゃ大変だったね。あいつらは僕達に対してはいつも遠慮がないから今回の実験のゲームでも僕らのこときりたいんじゃないかな」


 マイクルはアブソリュートに言うとアブソリュートは「そうなんだろうな」と答える。アブソリュートみたいなチームのリーダ?的な奴とあのジョーカーチームの奴らは仲が悪いのか?

 そんなことを考えているとマイクルが俺の近くにまできて


「今回はよろしくね。えーと」

「ツキシ・キルメです」

「どーもどーも。僕はマイクル。こんなに厚着してるのはね君たちに僕の異能の対象にならないようにするためさ」

「異能の対象にしないため?」


 俺がマイクルに言うとアブソリュートが


「そいつの異能はな、肌を出した瞬間に発動するんだよ。口とか顔部分は大丈夫だが手とか足の先は素肌出歩けばそこは一瞬で凍る。どれだけ暑かろうとね。多分こいつはマグマでも凍らせられる」


 マグマも凍らせるってやばすぎだろ。俺が驚いているとアブソリュートは続けて


「ただマイクルの異能は制御できないから常時発動している。だからこそこいつはこれだけ厚着をしているんだこいつがきているのはドクターの作った防寒具だが1着だけじゃ足りなくてな。5着くらいきているんだ」


 逆に5着でマグマも凍らすからだを防護できてるの逆にすごくね。


「ドクターには感謝してもしきれないよ。僕下手したらもう2度と外歩けなかったかもしれないからさ。本当にドクターには感謝してるんだ。だからドクターのためなら死んでもかまわないけど第2ゲームで脱落はしたくないかな」


 マイクルは笑顔で俺に言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ