4対4 終
「俺がとるのはもちろんマドレー。お前だ」
俺がマドレーを選択すると他の3人も納得する。今回の戦いとびぬけてマドレーが強かったからな。
「悪いなメタリ。もし1人になっても恨まないでくれよ」
俺はメタリに言うとメタリは「ふっ」と笑い
「むしろありがたいよ。マドレーをとってくれたなら俺がこの3人の中では1番強いからな。お前こそまたジョーカーとでくわしたりしてまけんなよ」
メタリが俺に言ったあとメタリを含めた残りの2人とともに下に空いた穴に落ちていく。
「まさか僕を選ぶとは思わなかったよ」
「いやお前以外に活躍してないし。それにメタリと他の2人はまぁ大した活躍してないから」
「同じこと言うくらいなら別にそんな言わなくてもいいぞ」
仕方ないだろ。活躍してないだけが理由だなんて悲しいだろ。ま、メタリのやつだし第2ゲームでは落ちないとは思うが。
「では次の階へ行こうか。あ、その前に」
マドレーはガーストとアーデラに近づくと
「2人ともはじめまして?と言えばいいのか?マドレーだ。これからよろしくな」
「よ、よろしく」
ガーストが手を前に出すとガーストの片腕に異能を使ったのか挨拶の時に出したガーストの片腕をとる。
「わ、私の腕!」
「あはははは!そんな地味な挨拶じゃつまらないだろ!何ごとも楽しまないと!さ!早く次の階に行こうぜ!あははは!」
笑いながら階段に向かって走っていくマドレーに対し、ガーストは必死でマドレーを追いかけた。俺たちはため息をつきながらも次の階へと向かった。
俺たちが次の階に着くともう相手の5人は待っていた。
「おいおい。俺様を待たせるとはいい度胸じゃねぇかああ?八つ裂きにすんぞ?」
歯がぎざっぱが特徴的な男が言う。
「うるさいぎざっぱ。ばらばらにするぞー」
先についていたマドレーが言うとぎざっぱの男は
「あぁ?てめぇ誰に向かって口きいてやがる。俺様はカレン・ダルクだぞ!」
「あははは!名前おもしろ!いきがってるわりにはカレンとか!女みたいな名前だ」
マドレーは大爆笑しながらカレンと名乗ったぎざっぱ男に言うと顔を真っ赤にしながらカレンは
「うるせぇ!カレンだってかっけぇだろうが!男だろうが女だろうが俺様はこのカレンて名前気に入ってんだよ!本人がよけりゃそれでいいだろうが!」
カレンの言うことは普通に真っ当なことだがマドレーは異常だからなぁ。まだ笑ってるぞ




