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VSアブソリュートチーム 3

「うわー!面白い異能だ!地面から人が生えてきた!ゾンビだ!」

「ゾ、ゾンビじゃありません。第1ゲームで僕が殺したん人達だよ!」

「ゾンビみたく生えてきたからゾンビみたいなもんだろー。しっかしこんな異能もあるなんておもしれぇな!」


 マドレーはガーストの操る死体に触れるとまた部位ごとにバラバラにしたあと地面に落ちた部位を拾って


「くらえー!ゾンビの腕投げ攻撃ー!」


 ガーストの異能で出した死体の体を投げてくる。


「な、なんてむごいことするんだ!」


 死人を扱う異能使いが言うなよな。そんなセリフ。俺はゲンシの異能で身体能力を強化してもらい瞬時に懐にはいる。


「は、はやい!」

「悪いが少し痛いめにあってもらうぞ」


 俺はマドレーの腹部を思いっきり殴ってやる。身体能力が強化された俺のパンチならそこそこ痛いはずだ。


「きかないなぁ。ツキシちゃんと本気でやってる?異能でお腹破壊してもいいんだぜ?」

「あほか。そんなことしたら速攻で失格だろうが」

「あはは!いいじゃないか!どうせ僕らは死刑囚、いつ死のうが死ぬまいが変わらないよ!僕は別に今死のうがどうでもいいんだ!ただ楽しめればね!」


 やっぱりマドレーはいかれてやがる。最初からいかれていたのか誰かの手でいかれさせられたのかはわからんがな。


「いかれてんな。お前」

「イカれてる?どういう意味だ?僕みたいな奴ならごまんといるだろ?このホワイト・プリズンとやらにはさ。むしろ善人なんているわけない。自分が正しいと思っている悪人しかいないよ。俺の知る限りではな」


 マドレーは俺の手に触れようとするが触れられる前に俺は左手でマドレーの戦闘意欲をそぐ。


「くぅっ!これが、ツキシの異能、ね。なかなかくるものがあるじゃないか。こんなに戦闘する意欲を削ぐとはなぁ。でもよ。俺は純粋に楽しみたいだけなんだよ。だから今のこれを戦いではなくただの遊びだと思えば」

「ふん。ばかめ。一瞬油断してくれればそれでよいのだ。なんせツキシのチームにはこの王である俺様がいるのだからな」


 ゲンシがマドレーに急接近しマドレーを場外に追いだす。ゲンシが追い出したことにより俺たちのチームの勝利が決まった。


「さて。ツキシ・キルメのチームが勝利したことにより私はツキシのチームリーダーとなる」


 アブソリュートが俺たちに言うと俺のもとにまで近づいたあと


「ツキシ。君は誰をとるんだ?選びなさい」

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