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4対4

 俺がアーデラを選択するとコラは「ふおっふおっ」と笑いながら


「お前さん目のつけどころがいいのう。アーデラはたしかに優秀じゃ。評価されんのがおかしいくらいにな」

「自分はこれから落ちるというのにずいぶんと余裕だね。コラさん」

「そりゃわしのような老人の時代は終わったからのう。後は最後にこいつのパフォーマンスをさせてやるくらいかのう。ま、がんばりなさい。アーデラ」


 コラはそこまでいうとチームのやつと地面に出現した穴に落ち、コラたちが落ちていくと俺たちの前には次の階層の階段が出現した。

 俺は進もうとするとアーデラは


「あ、あの!みなさん!よろしくお願いします!」

「ああ。こちらこそたのむ。アーデラ」


 俺がアーデラに言うとゲンシは


「俺様はゲンシだ。よろしくな。後よーく聞いとけ。俺様は生まれながらにして最強の王だ」

「は、はい?」


 アーデラはゲンシに戸惑いながらも返事をする。気持ちはまぁわかる。いきなり自分が王とか言う奴がいたらそりゃたしかに反応に困るだろうな。


「お前は王の下僕となったのだ。だからお前は王の俺様に忠誠を誓え。そうすればお前も俺様が守ってやろう。ちなみにガーストも俺様の配下だ」


 ゲンシは後ろにいたガーストを指で指しながら言うとガーストは


「ど、どうも」

「こ、こちらこそ」


 この2人は似たもの同士だな。しっかしなんでこんな気弱な奴らが死刑囚に?


「ま、とりあえずは生きることが大事だ。人の過去を詮索するのもよくないしな」


 俺たち4人は次の階に上がると次の階にいたのは見知った顔のやつがいた。


「まだ脱落しないでいたんだな。ツキシにゲンシ」


 次の対戦相手はアブソリュートが率いるマドレー、メタリ、と男2人のチームだった。


「あははは!わがまま王まだ脱落してなかったんだ!」


 マドレーは笑いながらゲンシに言う。


「おかげ様でな。俺様はあの時とは違うんだ。自分が人の王だとは思っていない。王とは導くもの。それを理解した俺様は強いぞ」


 ゲンシはマドレーに言うとマドレーは


「へー。そうなんだ。まぁいいや。お前らとは戦ってみたかったし。ね。メタリ君?」

「あ、ああ。そう、だな。マドレー」


 ん?なんかメタリの様子がおかしい?どうしたんだ?


「あ?なんで反応おくれてんの?体バラバラにされたいの?」

「い、いやです!バラバラにはしないでくれ!」


 メタリが敬語を使っているだと?一体こいつらに何が?

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