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2対2

 ゲンシが落ちてきた後別の2人も上の穴から落ちてくる。


「いたた」


 1人はピンクの髪の女でか弱そうな見ためをしていた。


「あ、あなた達が相手ですか?」

「そうだね。多分俺とこの人が相手だよ。君は?」


 俺はピンクの髪の女に聞くとピンクの髪の女は


「わ、私はガースト・カイゼルです」


 ガーストと名乗った女が言った後もう1人いたチームの男が


「おい!クソガースト!何してやがる!てめぇら2人も早く円に入りやがれ!さっさと決めるぞ!俺はクソガーストとは一緒にいたくねぇんだよ!だれも俺をとろうともしねぇしクソガーストの奴もとられやしねぇ!」

「ご、ごめんね!ごめんね!」


 ガーストはひたすらチームの男に謝ると男はガーストの髪を掴んで


「うるせぇ。とりあえず俺をかたせろ?わかったか」

「う、ううっ。わかったよぅ」


 泣きながらガースとはチームの男に言う。何だあれ。見ててイラつくな。あの話を聞いてくれない感じここに連れてこられる前のこと思い出しそうだ。


「ゲンシ。早く円にはいれ。あいつを見てるとムカつくから早く済ませるぞ」

「俺様は、俺様は王ではなくただの一般市民。では俺様がここにくるまでしてきたことは?俺様は何のために?」


 自問自答するゲンシに対し俺は一度ゲンシをぶん殴る。あまり手荒なことは好きじゃないが言葉よりこうした方がいいと思った。


「お前が王でないとかどうとかそんなことはどうでもいい。それはお前が決めることだ。他人の意見に左右されんな。お前はお前の思うように生きろ。王だと思うならお前はその道を貫け。それでいいだろ?」


 殴った俺に驚いていたゲンシだがそれで吹っきれたのか「ふっ」と軽く笑った後


「そうだな。確かにそうだ。他人がどう思えど俺様が王と思えば王だとおもえるんだよな。俺様が思っていればそれでいいんだ。他人に流されることはなくていいんだ。下僕。目が覚めた。今回殴ったことは目を覚ましてくれたことで帳消しにしてやる。今はとりあえず勝つぞ」

「言われなくても当たり前だよ。俺たちにはもう後がない。死んでも勝つぞゲンシ」

「そうだな。だが生きて勝つぞ。ツキシ」


 ゲンシは俺の名を読んで言う。ゲンシが人の名前を呼ぶなんてはじめてきいたぞ。


「そうだなゲンシ。絶対勝って生きのこるぞ」


 俺たち2人は円の中に入りガーストチームと向き合った。


「わ、私の異能。お願いします!みなさん!」


 ガーストが言うとガーストの背後から人影のようなものが5人分くらい現れた。

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