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ジョーカー 2

「その代わりに万が一にでも、ほんの奇跡的にもお前らが勝てた場合。お前らは第2ゲーム合格だ。その場合は私達は即座にクロノかになることを決定づけられる」


 こいつらにもリスクはあるということか。しかし自分らが負けると微塵も思ってないのかこいつら?さっきから7人全員俺たちを見下すような目で見ているが。


「それじゃさっさと始めようか。ね。アルラウ様」


 ソルトは落ち着いて立っている赤い髪が特徴の表情が読めない女に対していう。


「そうだね。ソルト君。後説明ありがとう」

「いやいやそんな。アルラウ様のためなら何でもしますよ私」


 ・・・おかしい。ソルトはチームのリーダーと言っていたはず。なのにどうしてあのアルラウって女に従うんだ?

 俺が疑問に感じている間に


「何をしてるの君たち。はやく円の中に入りなさい」


 アルラウが言うとアブソリュートチームのみんなはなぜか黙り込みながら円のなかにはいる。俺とマクル以外は


「ツキシ。敵さんに迷惑かけるのもいけないからさ。はやく入ろうよ」

「お、おう。そうだな」

 

 マクルに言われ俺も円の中に入る。なんかよくわからないけど人間の直感か?あのアルラウって女危険な気がする。


「それじゃはじめろ」


 アブソリュートが言うとメタリとパミエ、マドレーがなぜか俺とマクルに襲いかかり、ゲンシはソルトを狙う。

 な!何で3人が俺たちのことを


「ありがとね。私の可愛い可愛いしもべたち」


 アルラウが言うとパミエは


「アルラウサマノタメ」


 鎖を俺に向けて放つが俺は右手で鎖を破壊し、一気に距離をつめ、パミエの頭に左手を当てる。


「う、あ」

「ん?どうしたの?可愛いしもべ」

「アルラウ、サマノ、タメ。ちが、う。私は、あんな、女、には。アルラウ、サマノ」


 俺がパミエの頭に触れた瞬間敵意がなくなったことによりどうやら記憶の困惑的なものがあるらしい。あのアルラウって人は洗脳系の異能か。

 アルラウは俺を見た後に


「へー。君は私と同じような異能を使えるんだね。いや、それでも私の異能が効かない理由にはならないなぁ。んー。何でだろ。人間なら誰しも恋ぐらいはしたことあるだろうしなぁ」

「おいおい。そんな自分の異能簡単に喋っでもいいのかよ」


 おそらくアルラウの異能は自分に好意を向けられた瞬間無意識に発動するやつか。だから3人ともおかしくなったのか。多分ゲンシのやつはソルトをぶっとばしたい一心できいてないんだろうな。

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