ジョーカー
「やっときたのか囚人異能つかいども。私達ドクター・イノウに選ばれた戦士を待たせるとは」
7人いるうちの白衣を着た男の髪の毛がやたらとえりあしの長い黒髪の男がいう。
「アブソリュートよぉ。てめぇの教育がなってねぇんじゃねぇか?」
「・・・ソルト」
えりあしの黒髪の長い男にアブソリュートはソルトと呼ぶ。
「私達はジョーカー枠だ。チームに説明はしてあるんだろうな?」
「してないよ。まさかお前らと当たるとは思わなかったからな」
「はは!そりゃ残念なこった!しゃあね。私が説明してやるよ」
黒髪の襟足の長い男は俺たちに近づき
「囚人ども。よーくきけ。私達はドクター・イノウの助手で選抜された戦士、私のなはソルトだ。ジョーカーチームのリーダーをしている。ジョーカーチームと当たった場合特別なルールとなる耳の穴かっぽじってよくきけや」
ソルトは俺たちを見下すようにいうとゲンシは
「おいてめぇ。さっきから頭が高くないか?俺は王だぞ」
「は?囚人ごときが何を言ってやがる」
ソルトはゲンシをさらに見下した後に自分のチームの眼鏡をかけたひ弱そうないかにも助手といった感じの男を呼び
「コウス。こいつの経歴わかるか?」
ソルトは眼鏡をかけたひ弱そうな男、コウスに聞くとコウスは眼鏡をくいっとあげ
「えーと。ゲンシ・ゲン。この人は自分に従わない男をぼこぼこに殴りまくるのが常。そしてそれを悪いとは全く思っていないクソ野郎です。そして捕まった理由は自分に従わなくさらには自分のことを侮辱した自分の下僕と思っていた奴らを殴り殺していたところを間抜けにも巡回していた警察に見つかったようです」
「は!勘違いの王様ねぇ。まさに可哀想の極みだな!」
コウスの説明を終えた後にソルトは言うとゲンシは怒るのをめずらしく耐えながら
「おい。バカさっさとジョーカー枠とかいうやつ説明しろや。そうしねぇとてめえを殴れねぇんだろ?」
「戦いが始まったところで勝てないとは思うがまぁいい。ジョーカー枠について説明してやるよ」
ゲンシはソルトを早く殴りたいのか珍しく黙りながらルールを聞く。
「ジョーカー戦は今までやってきたことは同じだが勝った後と負けた後のものが違う。今までお前らは勝った後引き抜きのようなシステムだったろうがジョーカー戦ではお前らが負けた際には2対2からやり直しだ」
「な!」
ソルトの説明に俺は驚く。まさか一気に落ちるのか?2対2まで!




