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VSマーベンチーム 2

「ぐふんっ!」


 マドレーは場外まで吹き飛ばされるがただでは吹き飛ばされていなかった。


「厄介なことを」

「へっへー。そう何回もただでやられてやるもんかー。僕だってチームの一員だし少しは役に立たないとねー。どう?これで勝てる2人とも?」


 マドレーは腹部を殴られる際に両腕に触れており、テヅカの両腕はマドレーが持っていた。


「腕がないと闘えないでしょ?まさか空気で腕でもつくるの?あはは!それ笑えるわ!」


 マドレーは場外で笑いながら言うとテヅカは


「両腕などテヅカにすれば飾りのようなもの。それに君の異能は切り離すだけであるようだね」


 マドレーは自分の手につけたテヅカの腕を急に動かす。


「ぶっ!ぶっ!」

「あはは!見てよツキシ!マドレーのやつ1人芸してるよ!あはは」


 あははじゃないだろ。あれどう見てもやばくね?


「わ、笑ってないで、は、早く倒してー。でないと僕腕に殺されるー!」

「あはは!あはは」


 いやマクル腹抱えて笑ってないではやくテヅカ倒そうよ。流石にマドレーが可哀想に見えてきたよ。あんな腕だけの状態に殴られてんのかわいそうすぎる。

 俺はテヅカに近づくとテヅカは


「空気盾!」

「俺にはそれは効かないよ!俺の右手はその見えない空気の盾すら破壊できるからね!」


 俺は右手でテヅカの前に貼られた?空気の盾を破壊しテヅカに左手で触れようとする。


「甘い!テヅカのことをなめないで欲しいもんだ!空気盾!」

「おふっ!」


 目の前に空気の盾を貼られたのか俺は激突するが右手を前に出して破壊し、なんとか左手でテヅカに触れる。


「な、んだ、これは。テヅカは、なんで君たちと戦っていたんだ?テヅカは」

「テヅカ。場外に向かってあるけ。今までのことを悪く思うなら」


 俺がテヅカに言うとテヅカは場外に向けて歩き出す。


「あちゃー。負けたか」


 マーベンがアブソリュートに言うとアブソリュートは俺たちに


「さ、また誰をとるか選ぶといい」

「悪い。その前にそこでボコボコにされてるマドレーをどうにかしないと」


 俺がアブソリュートに言うと既にマドレーはテヅカに腕を返していた。


「もう。もうちょい遅れてたら僕多分死んでたよ!大事だよ!」

「大丈夫だ。殺しはダメだからテヅカは半殺しで済ませるつもりでいたから」


 テヅカはマドレーに言うがマドレーは「嘘つくなよ!」とつっこんでいた。

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