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VSクーチーム 2

「あぁぁぁぁぁ!」

「あはは!あはは!あはは」


 あの2人見てると気持ち悪いんだけど。1人は泣き叫びながらでもう1人はそれを笑いながら楽しむマジなクズ野郎だ。あれが味方とはなぁ。


「君、余裕、だな。僕につかまれてるのに」


 俺がマドレーを見ながら思っていると俺にタックルし、抱きついてきた男が言う。正直こいつのタックルは弱い。だから余裕で耐えれてるがゲンシが気づいたら終わりだよな。流石に強化されちまうと場外に出てしまう。俺が考えている間にマクルが近づいてきて


「何遊んでるんだよツキシー。はやく追いだしちゃいなよー。ツキシの異能なら簡単だろ?それとも僕がやった方がいいの?」


 マクルは俺に抱きついていた男を鋭い目で睨みつけると男はびびって俺から手を離し自分で場外に出てしまう。


「ありゃ?拍子抜けだな?まさかツキシの隠れた才能?いや異能?」


 いやお前にびびって今のやつは追い出されたんだよ。おれも手が空いたし後はゲンシとマドレーのとこにいる男か。俺はあらためてマドレーのいる場所を見ると既にマドレーは敵を場外に出していた。


「はぁー。つまんないなぁ。最初の相手がこんなんなんて。もっと笑えるくらいスリリングな相手いないのかよー」

「ふ、ふふふ!ははは!」


 残りがゲンシだけになるとゲンシは急に笑いだし


「やはり無能どもがいくら集まり俺様の異能で強化したところでつかえんか。異能使いといっても実力がともなっていないなら無能と同じ。俺様も運が悪い男だ。だがこいつらを使うと決めたのも俺様。であれば相手が悪かったというしかないか」


 ゲンシは1人で納得しながらいうとマドレーはゲンシに近づき


「後は君だけだよ。さぁ!ザコザコキングはさっさと場外にでようか!」

「ぬかせ。キチガイ」


 ゲンシはマドレーの顔面を殴るとマドレーは場外にまで追い出され壁に激突する。


「あ、っはぁ」


 ちゃんとは見えないけどなんか満足そうな感じでマドレーはぶっとばされていた。あいつまさかドMか?


「おいおい。下僕が弱いからって俺様が弱いわけないだろ。王は統治力、実力、味方をうまく扱う能力がなければ王になどなれんよ。俺様は最初からこんな全力でやりたくなかったからさっきの場外作戦だけで済ませた方が仕方あるまい。後は3人か」


 ゲンシが俺たち3人を見ながら言うとパミエは鎖の異能でゲンシの腕に鎖を巻きつけた。

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