第1ゲーム 10
「あらそう?なら次もう片方の腕も行くわね?」
色黒女は白い肌の女の異能、鎖を避けようとしたが白い肌の女は鎖の扱いが上手く、もう片方の腕も反対の腕と同じく締めつけられ骨を砕かれる。
「っぁ!」
「あはぁ?いいわ。もっと悲鳴をあげてキレイになってちょうだい!」
白い肌の女は色黒女を徹底的に痛めつけ最終的には原型も残らないくらいに色黒女は体を破壊されていた。その体を見て白い肌の女は
「あぁ。この原型も残らないくらいの人間。これぞまさにキレイよね。私が破壊したというキレイさの現れ。なんていいのかしら」
破壊したっていうキレイさって何?マジで理解できないんだけど。
色黒女が死んだのをアブソリュートは確認すると
「よし。そこの白い肌の女。パミエ・パチエ。お前は最後の5人目だ。これで第1ゲームは終わりだ」
アブソリュートが言った瞬間、俺たちの見える範囲内でモニターが現れ
「いやー。アブソリュートチームお疲れ。生き残った5人は実に優秀な人材と今だけ褒めようか」
モニターにはドクター・イノウの姿がうつる。アブソリュートチーム?何のことだ?
「アブソリュート。チームって何の話だ?」
俺はアブソリュートに聞くとアブソリュートは
「今からドクターが話すから話を聞いておけ」
アブソリュートがそれだけ言うとモニターに映っているドクターが話しだす。
「さて第1ゲームから生き残った君達には少し褒美をあげようか。まず私がなぜこんなことをするのか。まず実験というのは本当さ。だが私は今人から狙われる立ち位置なんだよ。そしてこれを説明するにあたり異能の説明をしなければならない。そこにいる君、なぜ私が異能というものを君達に与えたと思う?」
ドクターは映像越しにマクルに指をさしてきく。今モニターに映っているドクターは本物?俺がそんなことを考えている間にマクルはちょっと考えた後に
「たまたまうまれた副産物?」
「そんなわけなかろうアホめ」
ドクターがマクルに言うとマクルは「あちゃー」と悔しがる。
「この異能というものは私がたまたまプライベートでとある山に登っていた時の頂上でたまたま見つけられたものだ。その日私1人登山をしていたのだが頂上には他の客人もいてな。わしは頂上にある大きな綺麗な石を眺めながらご飯を食べていたんだが他の客人の息子?がその大きな石に触れた瞬間その息子が今でいうクロノへと姿をかえてな」
ドクターは自慢するかのようにペラペラ喋りだした




