第1ゲーム 8
ドクターの声がなぜ聞こえる?この場にはいないはず。
「あー。この声は異能を自覚したものに聞こえてるんでー。記録映像みたいなもんだと思ってきいてねー。ま、君の頭の中にうえつけられたドクターAIが解説するから度々出てくると思うよ。これも君たちにうった注射の薬の効果だよ。ありがたくききなさい」
まず薬を撃たれた時点でありがたくないがとりあえずさっさと俺の異能を教えろ!
「ツキシ・キルメ。君の異能は右手で触れたものを消滅させ左手で触れたものは相手の戦意を奪う変わった異能だよ。いやぁ実にすごい。こんな異能はなかなかないよ。リアルドクターに報告したいくらいだ」
リアルドクターとか。しかしそんなことは今はいい。今のは右手で触れたからデブの男の片腕はふきとんだわけかならば!
俺は左手でデブの男の頭に触れるとデブの男は急にやる気を無くしたかのように
「なんか戦うのだるくなってきたから降参しまーす」
デブの男はゆっくり立ち上がってフィールドからおりようとするとアブソリュートはデブの男の体を異能でバラバラにする。
「ツキシ・キルメ。君の異能は面白いな。どうやら右手と左手で異能が違うらしいな。道理で奴の目から完全にやる気が失せていたわけだ」
な、アブソリュートのやつ。1発で俺の異能がわかったっていうのか!?
「さ、さぁな。教えてやる義理はないよ。それにたまたまじゃないかなー。あのデブ男はやる気がもともとなさそうだったし」
「まぁいいだろう。そういうことにしておいてやる。貴様の異能を勝手に予想したことすまなかったな」
アブソリュートが謝った後俺はフィールドから降りると次にまたアブソリュートが対戦相手を選び俺がゆっくり離れて休んでいる間にはや2戦分終わり、第1ゲーム終わりまで後残りは2人死んだら終わりというところまでくる。
「じゃ次はお前とお前だ」
アブソリュートが指をさした男2人は指名された後フィールドに立つ。
「それじゃはじめろ」
アブソリュートが言うとフィールドに立っているわりとふざけたような面をしている男は
「君はどう殺してあげようか。ねぇ?どうやって死にたい?首チョンパ?それとも首チョンパ?」
「首チョンパしかねぇじゃねぇか。舐めるなよ!この俺様の殺人空手で!」
何か武道系の心得がある男はかまえてふざけていた男に突っ込むと次の瞬間男の首はなくなっていた。
「うーん。やっぱり嫌いな顔だからチョンパじゃなくて消しちゃう!」
ふざけていた男は笑いながら言った。




