表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/17

第七話 ―遠―

*あらすじ*


なんと!渓人の家で暮らすことになったサクラ!!これからどんな物語が始まるのか!?



―――――――――――


「サクラ!?どうしたんだよ?いきなり…」

渓人は読んでいた漫画を閉じた。


「渓人…あたしね…渓人の家で暮らすことになったの!!」


サクラは渓人に抱きついた。


「え!?俺の家で!?」


渓人は顔色を変えた。


そして二人ははしゃいだ。




時計は夜8時を指していた。


(あ…Nステ入る時間だ…)


サクラは時計を眺めた。


渓人が心配そうにサクラの顔を覗いた。


「…サクラ?どうしたの?」


「あっ何でもない…ただ…見たい番組があって」

すると渓人は(なあんだ)と言って、テレビをつけた。


「その番組…何番?」


「えっと…5番…」


渓人は目を丸くした。

そしてテレビを消してしまった。


「え?渓人?」


「ハハッ!ごめん…俺ん家2番と6番と8番しかねぇや」


「え!?そうなの?」


(そっか…ここ田舎だもんね…けどどんだけ田舎なの!?)


そしてサクラはベッドに横になった。


「あーあ!」

残念そうにサクラが言った。


負けずに渓人が


「あーあ〜っ」









しばらく沈黙が続いた。


「……ねえ渓人?」


渓人はサクラに目を向けた。


「ここ…どこ?」


息なりの質問に渓人は驚いた。


「どこって…俺ん家だよ?」


サクラは勢いよく起き上がった。


「そうじゃない!!どこ県のどこ市か聞いてんの!!」


渓人はびっくりした。


「ここ?沖縄だけど…」


サクラは目を見開いた。


「…えっ…?」


そう、サクラは東京から沖縄まで運ばれていたのだ。


「お・き・な・わ〜!?」

渓人は当たり前のようにうなずいた。


「ぁっ…ぁ…ァ…」


サクラは渓人の前に顔を出していたが、ベッドに座り込んだ。


「そんな…」


渓人は理解できていないような顔をした。


「?…まさかサクラ…沖縄に来てた事知らないの?」


サクラはうなずいた。


そして渓人まで


「えーー!!??」


叫んでしまった。



「どうしよ…てかどうやって来たんだろう…どうやって帰ろう…」












しばらく沈黙が続いた。


そして渓人はある事に気が付いた。


「…サクラ…そのブラックカプセルは…まだ沖縄にいるはずだ…!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ