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第二話 ―捕―

「苅野…サクラさん?」―――――――――――そこに立っていたのは、

見覚えのある男性五人だった。


「あんた逹…誰?」


そして一番ド真ん中に立っていた金髪の男がサクラの顔を覗きこんだ。


「ブラックカプセル。」


(ブラックカプセル?なんか聞いたことある…)





!!!そうだ



「まさかあんた逹…っ」

金髪の男が

「察ん中で捜索ちゅーのブラックカプセルだよ!!」


一気に足が大きく揺れ始めた。


ここは路地裏。昼間というのに薄暗い。


(ここは危険だ!!)



―二年前―


(次のニュースです。あの人気歌手、ブラックカプセルが今解散となりかけています。)


サクラは驚いた。



全国的に有名だったブラックカプセルが解散になりかけていた。


(捜査によると、ブラックカプセルの一員、タカヒロさんが3日前の夜、酒を大量に飲み酔い、通り魔となり通りすがりの男性をナイフで刺し殺したとのもようです。)


「えっ!?」

サクラはウィンナー刺した箸を落とした。


「こら!!サクラ!!下品よ!!」


サクラは箸を取り直した。


(その翌日、もう一人のメンバー、ヒデさんが数年前から大麻をやっていたことがわかりました。今後詳しい捜査を…)


―――――――――――

そうだった。昔、色々な事を起こした5人組のブラックカプセル。



危険な事になるに違いない!早く逃げたいが逃げ道がない。




けどなぜサクラの名前を知っているのだろう。


「なんであたしの名前と顔。知ってんのよ!」


5人組は一瞬唖然としたが一斉に笑いだした。


「ひゃーはははっはは」

「あははははっははは」


サクラはムキになった。

「何がおかしいのよ!!」


「お前さ、ブラックカプセルのホムペで思いっきり名前と写真載せてただろーが。ほら、あの掲示板でさ♪」


そして金髪の男…

ワスカがポッケからナイフを出すと、サクラの首元に向けた。

ニヤリと笑いながら…


「覚えてんだぜ。お前がブラックカプセルの一番のファンだってな。ライブがどこであっても一回の逃す事なく来てただろ?」


サクラの脈は大きく動くだけ。


ついなワスカの冷たい目が光った。


「じっとしてねえと…生きて帰れねえぜ?」




――――続く―――――

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