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第十五話 ―病―

*あらすじ*


いきなり走りだしたサクラ。

それを追いかけようとした渓人に異変が!?


サクラが選んだ運命とは!!


―――――――――――



「ハァハァハァハァ…ハァ…ハァ…」


サクラの足が止まった。


「…」

サクラは汗を流しながら後を振り返った。


そこに渓人の姿がない。


「渓…人…?」

サクラは流れる汗を手で拭いた。



「どこ…?渓人…??」


サクラはもと来た道をゆっくり歩き出した。


((ガクン))

サクラの足首が曲がった。


そして地面に手をついてへたれこんだ。


「ハァッ…ハァッ…」


まだ息が切れない。



 こんな暑い夏があるなんて…。



 そしてどこからともなく聞こえてくるセミの声。


 

 車の音も、人の話し声も聞こえない。



サクラはまた立ち上がった。

そして歩き出した。













どれくらい歩いたのだろうか。



いつの間にか渓人の目の前に来ていた。



渓人の自転車は大きく倒れていて、チェーンが外れてる。


渓人も地面に顔を向けて倒れている。



「渓人…?」

サクラは恐る恐るしゃがみこんだ。


「渓人!?」


渓人は目を開かなかった。



サクラは危険な事が起こったと思うとすぐ、家に駆け込んだ。


「お母さん!!ちょっと!!早く来てください!!」


渓人のお母さんが家から出てきた。


「どうしたの…キャアア!!」


大きな悲鳴で驚いてお父さんが出てきた。

「どうしたんだ!!」

お父さんは、けわしい顔をしている。


「渓人!!起きて!!」


お母さんは驚いていた。


「救急車!救急車だ!!」

お父さんはサクラを指差した。


サクラは大きくうなずくと家に入って靴を放り投げるようにぬいだ。

そして、電話を奪い取る。


「あぁあ!!もしもし!!大変です!人が倒れてるんです!!!早く来て!!!!!」


サクラは必死に言った。


『住所をお願いします!!』

相手が言う。


「〇〇‐△△…××です!!早く来て!!」


『わかりました!今すぐ行きますから、準備していてくださいね!!」


電話がプツンと切れた。



サクラは受話器を置いた。



その30分後。やっと救急車がサイレンを鳴らして走ってきた。



そして渓人は運ばれていった。


渓人のお母さんは付き添いで救急車に乗っていった。

残されたのはサクラとお父さん。


「お父さん達は、車で行くか。」


そして軽自動車に乗ると車を走らせた。


((ガタタ…))

車に乗ってるとたまに大きく揺れる。


「あの…お父さん…」

サクラは聞いた。


「ん?なんだい。」


「渓人は……」


そこで話しが途切れた。


サクラは窓の外を見た。

「窓、開けるぞ。」


お父さんが窓を開けてくれた。



窓の外は変わらない風景ばっかりだった。


だけど、なぜか懐かしい感じがした。


「懐かしー…」

サクラは思わず声に出してしまった。


お父さんは何も言わなかった。



40分後、福田病院に来た。


ここが一番近い病院だと言う。



病室は3階の367号室だった。


けど渓人はまだいない…

検査中だと言う。


しばらく367号室で待っていると、医者が来た。


「えーっとですね…渓人さんの…親ですね。えっと…はい。」


渓人のお母さんはうなずいた。



「ゴホン…あの…渓人さんは……」
















「死に至る病気にかかっているでしょう」

※福田病院なんて病院はありません!!フィクションですから…(笑)

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