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聖女について③

聖女についてのお話は一旦これでおしまいです!

「今回召喚魔法を使用したのは、その滅多にないことが起きそうだったからです。最初お会いした時にお話した、魔王が復活するかもしれないという仮説です。過去にも魔王が復活したことがありますが、その都度勇者様と聖女様を召喚して撃退しているという記録が残ってます。魔物が増えたことで皆不安がっているので、勇者様と聖女様を詠んで安心してもらおうという事になりました」


「私達の勝手な都合のために大変申し訳ございません」と深くお辞儀をする。


「えっ、いや、そんな謝らないでください!キールさん達は皆のために思ってやったことなんですよね。まだ分からないことだらけですし今でもなんで私がと思うことはありますが、仕方が無いことなのかなと少しだけ思ってます。それにしてしまったことは仕方ないです。いつまでも引きずってはいられません、なので大丈夫です」


この世界に来てしまったことはもう変えられない。

それに元の世界に帰る方法も分からないみたいだし、暗い気持ちのままいたら人生楽しくない。

まだ夢みたいで頭が追いついてなくて感情も置いてかれてる所はあるけど、みんな生きるために必死なんだ。


「ありがとうございます。そう言って頂けると少し気持ちが楽になります。…話の続きになりますが、聖女様のやることですが、基本的に今は結界の補強くらいだと思います。魔物が増えているとはいえまだ対処出来ている範囲、怪我人もそう多くはありません。有事の際は治療もして頂くとは思いますが。お力を貸していただけるのであれば、お給金もお出ししますし魔法の使い方もお教えします。もちろん無理にとは言いません、何もしないからと言って追い出したりもしないです。丁重におもてなしをさせて頂きます」


どうしますか?の意味を含んでいるだろう目を向けてくる。

追い出されないようで一安心もした。

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