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魔法

あれからウィルはよく私を遊びに誘ってくれた。

食べ歩きしたり、お店で買い物したり、シュタンホードとまた会ったりを繰り返していたらあっという間に1ヶ月たっていた。


そして今日はとうとうキールさんから魔法を教わる日。


「まずは、雪音様に魔力が流れているかどうか確認します。手を私の上に重ねてください」

聖女様と呼ばれるのは慣れないため雪音と呼んでとお願いしてから、様をつけるのは譲ってくれなかったけどキールさんも雪音と呼んでくれるようになった。

キールさんの言う通りに手を重ねてみる。


「これは…ふむ。ちゃんと流れてますので安心してください。それに魔力の量がかなり多いですね」

「ほんとですか!でも普段魔法ってどんな時使ってるんですか?町に行った時使ってるところ見たことないなと思ったんですけど」

「日常生活だと使う場面はそんなに多くないですね。火を起こす、水を出す、小さな風を起こす、物を動かすとかですかね。さらに使うには魔法学校で学んだり、魔法陣を使えばもっと応用できるのですが練習が必要だったりといった感じです」


「まぁ、それでも便利なのでみんな使うんですが」と苦笑している。

「魔法も万能って言うわけじゃないんですね」

「基本的にはそうなってしまいますね。ただ、基本的には(・・・)です。練習すれば身体能力を向上させたり、ポーションも作れたりとか色々と出来ることはあります」

「極めれば極めるほどいいことづくめじゃないですか!私にもできますか?!」

「向き不向きはありますが、きっと大丈夫だと思いますよ。頑張りましょうね」

「はい、お願いします!」


やっと異世界ぽいことを始められるのが楽しみで仕方ない。

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