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アリアナ・シュタンホード

馬車から出てみるとそこは期待以上だった。

見る限りお店は出店みたいな感じになっていて食べ物や服とか色々ある。

食べ歩き出来そうな串に刺さっている物や丸いパンみたいなものもあり、とてもいい香りがここまで届いてくる。

人も多くとても賑わっている。

そう、人がとても多いんだ。

だから気づかぬふりをしていたけど、馬車をおりた時からめちゃめちゃ見られてる。

きっと隣にいる国王様のウィルのせいなんだろうな…


「雪音はどこ行きたい?お腹は空いてる?」

「うーん、どうしよ…一旦人がいない所に行きたいかな…あはは」

「みんな雪音の可愛さに見とれてるんだよ。人がいない所か、それなら俺がよく行くところに案内しよう」


そう言って馬車から降りた時から繋がれたままの手を引いて歩き始めた。

ただ歩いているだけなのに注目の的になっているけど、国王様という理由もあるだろうけど1番は顔なんだろうな。かっこいいもん、わかる。


5分くらい歩いたら1件の家の前についた。

なんで家なんだろう?と思っていると、ウィルはノックもなしに勝手にドアを開けた。


「シュタンホード、来たぞ」とこの家の家主だろう人を呼んだ。

家の中は、アクセサリーやネックレス、バックなど様々な雑貨が置かれていた。

きっと貴族とかっていう人たち専用のお店なんだろう、素人目から見てもどれもら高級品だということが分かる。


「いらぅしゃい。あら噂の国王様のお出ましね。噂は本当みたい、そちらの方が愛しの聖女様かしら?」

奥のドアから出てきたのは茶髪の綺麗な女性。


「なんだよ、噂って。この子は雪音、お前の言う通り聖女だよ」

「あの''死神''と言われてる国王が、異世界から来た聖女にデレデレたって巷じゃ噂よ」

「ああ、まぁ否定はしない。雪音、こいつはアリアナ・シュタンホード、この店の店主だよ」

「アリアナ・シュタンホードよ、よろしくね雪音さん」

「あまちゅか雪音です!あぅ…よ、よろしくお願いしましゅっ」

急に私に振られたため2回も噛んでしまった、恥ずかしい。

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