おそろい
朝目が覚めて軽くご飯を食べて少し休んだら、昨日に引き続きモニカに今度は仕上げの方の意味で磨かれた。
色々と準備をしていたら時間はあっという間にすぎてもう11時30分。
鏡を見てみると、メイクしている分どこか垢抜けている自分がいた。
ただ肌が内から潤っているのか赤ちゃんみたいな肌でていて、見慣れた私の黒髪もいつもの何倍もつやつやしている。
服は動きやすいけど可愛い青色のワンピースや靴、アクセサリーをウィルが用意してくれた。
まさかここまで変わるなんで思わず、私ってもしかして可愛いのでは?と思ったのは私だけの秘密。
ちなみにモニカは鏡に映る私を見て満足そうな顔をしている。
すごい!ありがとう!と感謝を伝えて会話を楽しんでいると約束の時間になっていた。
ノック音がしてモニカが扉を開けたらウィルが入ってきた。
私と同じ黒髪は今日もサラサラでシンプルなブラウスにズボン。
シンプルなのに顔が良すぎるせいで着飾ったどんな人よりもかっこよく見えそう。
「準備できたみたいだね。服も靴も全部似合ってる。いつもよりとても可愛いよ」
「ありがとう」
「気付いてる?…俺の瞳の色を全身に纏っていること。これで皆に自慢できるね」
近づいてきたかと思えば、イヤリング、ネックレス、服の順に触れてないんじゃないのかと思うくらいの力加減でゆっくりと触れてくる。
距離が急に近くなって少し心拍数が早くなってることなんて知らないウィルは、私の顔に手を当て唇をふにっとした。
赤いリップがついたであろう指をそのまま自分のの唇に運びスっと塗りつけて一言、「これで俺は雪音のものだね?」と妖艶に微笑んだ。
その最中私の心臓はうるさいほど音を鳴らして、時が止まったように感じた。




