始まり
2作目です!
初の転生?召喚?作品なので暖かい目で見てくれると嬉しいです。
土日休んだら月曜が来る。
月曜が来たらまた学校が始まってその繰り返し。
そんな退屈な日々とは3ヶ月前におさらばした。
「好きです!付き合ってください!」
放課後の校舎裏で私、天使雪音は同じクラスの八木夏希に告白されている。
八木くんは、成績優秀・スポーツ万能・容姿端麗でまさに学校の王子様みたいな人。
しかもみんなに優しいから自然と周りに人が集まってくるから、クラスの中心人物でもある。
私も何度か話したことはあって密かに憧れてた人でもあった。
そんな憧れてた人が私の事が好きだなんて信じられない…嬉しい…
「私でよければ、ぜひ」
そんな言葉しか返せなかったけど、八木くんは顔を少し赤く染めたまま嬉しそうにニッコリと笑ってくれた。
この日から私は八木くんのことを「夏希」、
八木くんは私のことを、「雪音」と呼ぶようになった。
話していると家が近いことを知って、一緒に登下校するようになった。
二人の姿を見る人は多く付き合い始めたことは瞬く間に知れ渡った。
暇さえあれば連絡をして夜はほぼ毎日電話をして眠くなったら寝る生活。
たまにの放課後デートもかかさずに。
周りからは''お似合いだね''とか''ラブラブすぎー!''など言ってもらって嬉しいけど少し恥ずかしさもある。
もどかしくてむず痒い、けど今はその幸せが続いて欲しいと願っている。