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2024のお部屋

精子がなかった話

作者: スタジオ めぐみ

結婚して3年。

子どもはいない。

妊活も時間が経てば経つほど、しんどい。

不妊治療ができる病院へ行き、旦那もいろいろ検査することになった。


検査結果はすぐだった。

先生から「精子が1つも見つからなかった。」と言われた。

旦那は車で待ってると言うので、私は1人でいろいろ話を聞いた。

それを伝言ゲームのように、旦那にそのまま話した。


ショックだった。

ただ、それだけだった。

私は泣いた。


旦那が悪いわけではない。


1週間くらい罪悪感を抱えた旦那は仕事終わりにコンビニに行き、私の好きなおにぎりやスイーツや飲み物を買ってくるようになった。


旦那が子どもほしいと願うから、それが私の願いにもなっていた。

私は旦那を責めているわけではない。


私に何かできないかといろいろ調べたら、精子バンクや里親など家族の形にはいろいろあることを知った。

いろんな選択肢があることを旦那に話した。


少し元気になった旦那。

とりあえず、もう一度検査してみようということになった。


落ち込んでいる旦那に毎日置き手紙で好きと伝えた。

旦那と結婚して良かったと今も思ってると伝えた。

毎日、私にできることを探した。


これから、いろんな選択肢がでてくると思う。

何を選んでも、私は悩むのだろう。

独身の時は婚活に悩み、結婚したら妊活に悩み、きっと子どもができたら子どものことで悩むだろう。


悩んだ時に一緒に考えてくれる旦那がいる。

それが1番大切なことだと改めて思った。

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― 新着の感想 ―
[良い点] スタジオ めぐみさんのエッセイが好きで、遡ってたくさん読んでいます(o^^o) 旦那さんへの愛に溢れた文章がいつも微笑ましいと思っていました。 ごはん系のエッセイも素敵で、写真があってもな…
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