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衣装部屋

ギアの溺愛っぷり

ご機嫌よう。エフティーア・ドゥロパロスです。学園に入学し、寮に入りました。今はギア様の案内で寮を見て回っています。


「大体は見たから、後は衣装部屋だな」


「衣装部屋ですか…」


どんなドレスやアクセサリーが用意されているのでしょうか。私に似合うと良いのですが。


「衣装部屋のドレスやアクセサリーはティアのために新調した。気に入ってくれると嬉しいな」


「え!?」


それは…かなりお金がかかるのでは…?


「ティア。心配しなくても、ティアはこの国の次期国母。ティアが着飾ることは、この国にとっても豊かさの象徴となるんだ。受け入れてくれるな?」


「は…はい…」


「よかった」


さあ行こう、とギア様に背を押されて衣装部屋に行きます。


「わあ!」


私は思わず目を見張ります。衣装部屋には、本当に色々な色やデザインのドレスが用意されていました。パステルカラーの可愛らしいデザインのものから、ギア様の瞳の色の大人っぽいデザインのものまで様々です。


更に、それに合わせるアクセサリーも、髪飾りからネックレス、イヤリングやブローチ、指輪に至るまで様々なものが用意されています。みんな可愛いです!


「気に入っていただけますか?お姫様」


「はい、とても!」


「では早速、制服から着替えて着飾っておいで。俺もお前をエスコートするに相応しい正装を着てこよう」


「はい。ありがとうございます、ギア様!」


ギア様が部屋から出て、すぐに侍女さん達に手伝っていただき着替えます。侍女さん達はお嬢様にはあれが似合うこれが似合うと忙しく動き回ってくれます。


そして、鏡の前に立った時、私はびっくりしてしまいました。


ギア様の瞳の色の可愛らしいデザインのドレスに身を包み、ギア様の髪の色の可愛らしいデザインの髪飾りをつけた私は、侍女さん達のお化粧のおかげもあってなんだか別人のように可愛くなっていたのです。


「これで午後からの在学生と教員だけの新入生お祝いパーティーもばっちりですわね、お嬢様!」


「そうですね…これでギア様の隣に立っても恥ずかしくないです。皆さん、ありがとう!」


私が微笑むと、皆さんが何故か胸を押さえて蹲ります。どうしたのでしょうか?


「お嬢様、その笑顔は王太子殿下にしか見せてはいけませんよ」


「え?は、はい」


どういうことなんでしょうか?

お祝いパーティーの準備もバッチリ

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