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8話:前書き後書き


前書き



説明が多い気がするので、かなり一段落着いたら、全体を3分の1ぐらいにまとめ上げる事に挑戦してみよう。とか考えてます。

――どうやって?

考えてるだけです、はい。


からし入りシュークリームっ!

作:和手




《建物の配置:作者の限界》



          カフェ?

          

待機室入り口     受付      訓練入り口

   出口              出口

  

 大型TV   掲示板

  イスいっぱい         おっさんいっぱい


  


そんなんあるんだー。ふにゃーん。程度に読み進めて貰えればー。

この配置は……!! このトリックがわかったぞ!! ――犯人はお前だ!!

おっぱいいっぱい。じゃないです。おっさんいっぱいです。

みたいに、行き成り謎解き殺人事件おきたりしないのでー。

――――――――――――――――――




ブウンッ


 目の前にドアが現れた。まるでどこでもド○……。

 中に入ると、そこは大きな白色の円型の建物の中だった。そして目の前には緑色の軍服を着て、キツイ目はしているが、軍人とは思えないほど綺麗な顔をした女性が立っていた。何てお姉さんゲームなんだ。Good Job!


「新兵よ、良く来たな! 歓迎するぞ! ここは軍施設だ。一通り説明するから、一言も発せずついて来い!」


 暗に会話は出来ませんと言ってるのだろう。後ろを見てみると不思議な二つの白く発光した大きな膜があり、上には『待機室入り口』『待機室出口』と書かれていた。とりあえずついて行と、すぐに中央の"受付"とかかれた看板のある前に着いた。


「ここは受付だ、成績の確認等、色々する所だ。基本的にウィンドウを開いて操作するんだ。会話しようなど不埒な真似、私が許さんからなッ!!」


 そこは円形の受付で、女性が何人も座っていた。そしてこっちと目線が合うと笑顔で小さく手を振ってきた。お姉さんゲームGood Job!!!!

 そして中央受付から東に移動した。


「このゲートは訓練場と繋がっていて一瞬でいける。まずは訓練を受ける事を勧めするぞ」


 ゲートと呼ばれる門は二つあり、白い膜が張っていて、大人が5人手をつないで通れるぐらいの大きさだった。上には『入り口』『出口』と書かれていた。

 そしてゲートから南に、中央受付からは南東方向。


「ここは装備が買える。手前から武器屋、防具屋、道具屋、部屋だ。売り買いはウィンドウを開いて操作だ」

「部屋……?」


 思わず条件反射で聞いてしまった。――勿論スルーされた。真面目な顔と声で言うから、冗談なのか本気なのか分からない……。そういうのが一番反応に困るのだ! と心の狭い、心の声。

 そしておっさんが四人カウンター越しに居た。こっちと目が合うと笑顔で小さく手を振ってきた。――眩暈がした。


「…………忘れよう。うん」


 そして装備屋群から西に、中央受付からは南西方向。


「ここは巨大モニターがある観戦所だ。モニターにはその時の一番白熱した戦闘や、過去の素晴らしかった戦闘が流れるぞ。そして掲示板もある。ここは観戦兼休憩所といった感じかな。ここの椅子はいいぞー。掲示板はウィンドウを開いて操作だ」


 4人は座れそうなプルンプルンの円型の椅子がたくさんあった。ベットのようにも見えなくはない……。

 

 そして観戦所兼休憩所から北に、中央受付からは西方向。


「このゲートに入ると待機室に行ける。待機室から戦場に行くんだ。あと、中央から北方面は現在封鎖中だが、そのうち行けるようになる」


 また『入り口』『出口』とかかれた二つのゲートがあった。北側を見ると、テープで仕切りがされていて、さらにその前に軍人が直立不動で居た。


「そしてこの待機室の横にあるのが階段とエレベーターだ。訓練所へのゲートの横にもあるぞ。エレベーターに行くぞついてこい」


 エレベーターの数はかなり多く、等間隔に設置されている。――が、ドアの大きさは普通の人一人が通れる程度の横幅だった。しかし中は十人ぐらい入れるぐらい大きく、奥はガラス張りで草原が広がっていた。これなら閉所恐怖症の人でも入れそうだ。

 中に入るとドアが自動的に閉まり、ウィンドウが勝手に出てきた。


「"1F"と書かれたボタンを押してみろ」


 押すと脊髄反射の様にすぐにドアが開いた。外に出るとさっきと全く同じ空間だが、人が歩いている。さっきまでは自分一人だった。


「……ん?」

「これは、お前の居る階層を変える事が出来るんだ。1F〜100Fまであって施設の配置は同じだ。またエレベーターに入るぞ。さらに人間のマークを押してみろ」


 エレベーターに入り人間マーク押すと、またすぐにドアが開いた。今度は誰もいなかった。


「ここにはお前しかいない、一人だけの階層に行ける。混雑が嫌いな者にはお勧めの機能だ」


 便利なもんだなー。などと思いながらも、混雑が別に嫌いではないので使わなさそうな機能だ。

 そしてエレベーターというより、エレベーター式テレポートボックスの様な感じだ。

 一般的なデパートなどでも2桁は超えないだろう。しかしここには数十個ついているのだ。

 それを考えると、それだけの人数がこの空間に存在することになるということである。様子を想像すると、まるで休日の遊園地のようで期待感は抑えられずにはいられなかった。


「最後に待機室に行くぞ」


 発光した白い膜をおっかなびっくり通ると、そこはソファーとロッカーだけが置かれた殺風景な小さな部屋。壁は一面灰色、窓も無い。閉所恐怖症の人には耐えられなさそうな部屋だった。

 さっきのエレベーターの親切スマイル配慮はどこに行ったんだ!? あまりの環境の差に思わず"親(設計者)の顔が見たい"と言いそうになった。


「ここお前の専用の部屋だ。誰も入ってこない。招待は出来るけどな。そして"部屋"で家具等、色々買って自分の好きな部屋に出来る。まずはロッカーを開けてみろ。そして中にある者を全て装備しろ」


 どうやら"部屋"に行けば、拡張なんてのも売ってそうだ。

 そしてロッカーには、軍服服一式、拳銃、ナイフ、アサルトライフルが入っていた。軍服は緑を主とした迷彩柄で、ポケットがたくさんついていて、中にはマガジン(弾倉)が、胸の辺りには手榴弾が三個ついていた。

 今までTシャツに半ズボンという、しょぼい服装だったので嬉しかった。

 慣れない軍服を、ロッカーに吊り下げられている着衣マニュアルを見ながらなんとか着た。拳銃は右腰に。ナイフは左腰に。そしてアサルトライフルは肩にかけた。


「よし、着れたな。装備の情報はウィンドウで確認できる。ここ待機室では装備を変更したり、自分が行く"戦場"を決めるんだ。ウィンドウを開いて、戦場ボタンを押してみろ。行きたい戦場を押して十秒以内にゲートをくぐれ。ちなみに自分で戦場を作ることもできるからな。ここで一つ注意事項だ、しっかりと装備を確認してから戦場に行けよ。装備なしで来る馬鹿がたまにいるからな」


 戦場ボタンを押してみると、表示されたのは色んな題名と、その横に小さな戦場の写真、そしてルールらしきマークや数字が書いてあった。

 この辺りは一般的なパソコンでするMMOFPSによくある感じだった。


「まずは一番上の『チュートリアル』って題名の戦場を選択して、決定を押せ」


 ウィンドウにその題名が出てきたので言われたとおり押した。すると入ってきた方と逆側の壁に白い膜が出来た。どうやら戦場へのゲートが開いたようだ。


「よし、それでは行くぞ。実際に戦闘はしないから安心しろ」


 ゲートを通り、現れたのはログイン場所のような草原だった。――いや、全く同じ草原だった。そして"使いまわし"と言う言葉が脳裏をよぎった。

 まぁ、草原は気に入っていたからいいのだが……。なんとも言えない感じだ。


「まず戦闘開始までここで待つ。ソロ戦の場合はその戦場に出るもの全員。チーム戦の場合は同じチームのメンバーだけで一緒に待つことになる。そして戦闘開始にはアナウンスによる合図がある。戦場へはゲートのような移動ではなく、自動的に転送されるからただ待って居ればいい。そして戦闘が終わると、その戦場で戦った者達全員が一緒の草原に戻ってくる。互いの健闘を褒めあったりするのもいいだろう。ただ……マナーには気をつけろ。軍の罰則はきつい。トラブルが起きたらウィンドウにある赤いボタン、"鬼軍曹コール"三度連続で押せ。鬼軍曹が飛んできてくる。分かったかこのクソ虫!!!!」


 またしてもこちらが赤くなるような素敵な笑顔と、どんどん低く渋くなっていく声と怒鳴り声に恐怖を覚えた。


「それでは、まずは訓練に行く事を勧めるぞ。私から教える説明は以上だ。それじゃあな、頑張れよ少年!」


 そう言い、教官は最後に可愛らしくウィンクするとゲートから出て行った。

 お姉さま、ご馳走様です。


 自分もゲートを出て待機室に戻り、これからどうするか考えた。まずは訓練するのが一般的だろう。だが、シューティングには自信があったので、早速戦場へ戦いに行く事にした。


――それが甘い考えだったことにも気がつかずに……








後書き



 使いまわしで思い出したのが、昔やったゲームのことだ。モンスターを戦わせて育てていくゲームで、進化があるのだが……、進化というと、体が変形して強そうになる。ってのが一般的だと思うが、それをことごとく潰されたゲームだ。

 進化したら色が真っ黒に変わっただけなのだ。

 何!? 焦げたの!? と思わず声を上げてしまった。その時点で非常にひじょーに嫌な予感が、子供の時ながら直感で感じてはいたが、信じたくなかった。

 1匹だけならそういうものだ。と納得出来るのだが……何十体居る全てのモンスターが全てそうなのだ。もう、進化させなきゃよかった。と思うぐらい真っ黒軍団の出来上がりだ。何あんたたち、暗殺者? 色とりどりの可愛らしいモンスター達はどこへ行った!! 

 しかし進化前と後では強さがかなり違うのだ。せざる得ないのだ。何このデレツン。

 あれさえなけりゃ、良いゲームだったのに……。

 あの時は憤慨していたが、今では分かる。金がなかったのだろう……。経費削減。節約。そんな言葉が聞こえてくる。


と、本来話の中に入れていましたが、あまりに脱線した話なので、脱線させました。




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